認定ファシリティマネジャー(CFMJ) 概要

公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)
一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)
公益社団法人ロングライフビル推進協会(BELCA)

企業・団体などの組織体の全施設及び環境(ファシリティ)を経営的視点から総合的に企画・管理・活用する経営管理活動(ファシリティマネジメント、以下FMという。)に関わる新たな専門家を育成、普及することにより、快適かつ機能的なファシリティを継続的に供給し、企業理念の具現化及び経営目標を達成し、かつ健全な社会資本の形成に貢献することを目的として、平成9年度から新たに「認定ファシリティマネジャー」資格制度がスタートしました。

認定ファシリティマネジャー資格制度

この資格制度は、公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会、一般社団法人ニューオフィス推進協会、公益社団法人ロングライフビル推進協会の3団体が協力して実施するもので、FMに携わる全ての者を対象として、FMに必要な専門知識・能力についての試験(認定ファシリティマネジャー資格試験)を行い、試験に合格し、登録を行った者に、「認定ファシリティマネジャー(CFMJ)」の称号を与えるものです。

認定ファシリティマネジャー資格制度において認定する知識・能力

この資格制度は、認定ファシリティマネジャーが次のような知識・能力を所有していることを認定するものです。

  1. FMの統括マネジメントならびにFMの戦略・中長期実行計画、それに基づく不動産取得、賃貸借、建設等のプロジェクト管理、そして運営維持と評価の流れに沿ったFM業務に関する知識・能力
  2. FMのための社会性、人間性、企業性、施設、情報等の関連知識
  3. FMを支える利用者の満足度等の調査・分析、品質分析・評価、ファシリティコスト・投資等の財務分析・評価、需給対応・施設利用度等の分析・評価、そして企画立案やプレゼンテーション等の技術

認定ファシリティマネジャーに期待される役割

  1. 快適性、生産性、信頼性、適合性、品格性等の品質性能の確保、投資やファシリティコストの最適化、需要の変化への柔軟な対応のために、データを定量的にとらえ、課題を明確にし、誰でも十分に理解される目標を定めます。
  2. 目標を達成するため、関係の専門家等の力を組織化し、具体的な実行計画を策定し、その計画の実行を管理します。
  3. つくりあげられたファシリティが、経営環境やニーズの変化に柔軟に対応し、つねに目標を満足しているかの調査・評価を行います。