ユニバーサルデザイン研究部会 (SCM10)  【施設事例研究】


選択の自由としてのユニバーサルデザイン
部会長
部会長:児玉 達朗
福島県大熊町役場
博士(工学)
認定ファシリティマネジャー
一級建築士
●keywords●
オフィス ワークプレイス ウェルビーイング ユニバーサルデザイン 
ダイバーシティインクルージョン オードリー・タン 障害者差別解消法 
SDGs ESG
 
サマリー 当部会は「ワークプレイスのユニバーサルデザインの価値を明らかにし、その道具立てをつくる」ことを長らくミッションとして掲げてきたが、SDGs/ESGの時代におけるワークプレイスのUDの在り方として「選択の自由(自律性)」と「社会的包摂(寛容性)」を新たなゴールとした。
活動内容 当部会は「ワークプレイスへのユニバーサルデザイン導入の価値を明らかにし、ユニバーサルデザイン導入の道具立てをつくる」という変わらないミッションを掲げて、これまで、調査・研究・専門誌執筆・シンポジウム主催、コンサルティングなどを行ってきた。R4 発刊からの 2 年間(2019.7-2021.6)には、FM フォーラムにおける発表、秋の夜学校、定期的な意見交換、ウィキペディアのワークプレイスのUDに関する執筆(川内美彦、関根千佳氏らと協働)などを行い、2020-21 年度は上述の UD ナイトトークを実施。2022年度はその内容を議論した上で、9月からスタートした新しいUDナイトトーク「選択の自由としてのユニバーサルデザイン」を5回開催した。2023-24年度も引き続き継続をすることで企画を検討中。今後、UDナイトトークのアーカイブの作成とUDガイドブック(仮称)の出版が課題。
また、研究部会のメンバーの多くは、何らかの形でユニバーサルデザインに関連した業務や執筆等の活動(建築計画、地域行政、ビルマネジメント、コンサルティング、編集、調査研究、WELL、ESG/SDGs、健康経営など)を行っている。これらの活動を相互支援し、情報と経験を共有すすめたい。

※定例会開催日程(原則) 第2水曜日21:00〜22:00、月1回
成 果 部会発足 2003 年から、オフィスのユニバーサルデザインを実現する 3 つの手法、@ UD ガイドライン、 A UD 総合評価手法(CASUDA)、B UDレビューの考案。調査研究報告書としては、「オフィスのユニバー サルデザインに向けて」(2004)、「ユニバーサルデザイン総合評価手法」(2006)、「オフィスのユニバーサルデザイン導入事例」(2008)、「オフィスのユニバーサルデザインを語る」(2010) を発刊。2013年度からはダイバーシティをテーマとし、シンポジウム記録集「ダイバーシティの時代」(2014) を発刊。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:児玉 達朗(福島県大熊町)
副部会長:波多野 弘和(日本郵政)
部会員:塩川 完也(個人) 原 良(TATAMI) 千葉 亨二(板橋区)
    仲田 裕紀子( コンセプトライン) 野瀬 かおり(ファシリティマネジメント総合研究所)
アドバイザー:似内 志朗(ファシリティデザインラボ) 森山 政与志(生活環境・企画設計工房)
事務局:成田 一郎(JFMA)

2023年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

選択の自由としてのユニバーサルデザイン

活動計画

@は定期的。ABは不定期。Cは随時。

@ UDナイトトーク(定例会)
 2022年度に議論し、9月からスタートした新しいUDナイトトーク「選択の自由としてのユニバーサルデザイン」を継続する。現在の予定は2023.12まで実施。毎月メンバー持ち回りでゲストを迎え、レクチャーあるいはダイアログを行う。
A 部会体制の検討
 長らく続いてきた部会の体制(器)と方針(中身)を変更したいと考えている。
 ・部会体制の見直し
 ・新しいメンバー(既に入会者希望あり)
 ・新しい活動の方向
B アーカイブ「UDナイトトーク2020-2023」作成(個別)
 昨年、実施しようとしたが未済のアーカイブの作成を行いたいと考えている。詳細は今後決定。報告書としたいと考えている。
C 部会メンバー個々の活動支援と共有(随時)
 研究部会のメンバーの多くは、何らかの形でユニバーサルデザインに関連した業務や執筆等の活動(建築計画、地域行政、ビルマネジメント、コンサルティング、編集、調査研究、WELL、ESG/SDG、健康経営など)を行っている。これらの活動を相互支援し、情報と経験を共有。(昨年同様)

2022年度のテーマと活動内容 【活動報告】

活動実績

  1. @ 新方針「選択の自由としてのユニバーサルデザイン」
    当部会は「ワークプレイスのユニバーサルデザインの価値を明らかにし、その道具立てをつくる」ことを長らくミッションとして掲げてきたが、SDGs/ESGの時代におけるワークプレイスのUDの在り方として「選択の自由(自律性)」と「社会的包摂(寛容性)」を新たなゴールとした。
  2. A 月例会とUDナイトトーク(定例会)
    月に1-2回活動予定に関してのミーティングを行うとともに、9月からは各メンバーがコーディネーターとなり、毎月ゲストを外部から招聘し「UDナイトトーク」を実施。(2020-21のUDナイトトークの続編)
    ・月例会
    ・部会方針に関する議論:4/ 3・4/20・5/19
    ・UDナイトトーク企画:6/ 8・6/22・8/ 3・8/25・9/13
    ・UDナイトトーク
    ・第1回9/26:「働く」の選択肢/斎藤敦子氏(コクヨ(株)ワークスタイルイノベーション部シニアリサーチャー)進行(聴き手)似内志朗(UD研究部会)
    ・第2回10/13:「まちづくり×UD」/高橋儀平氏(東洋大学名誉教授)、今中啓太氏(NTTアーバンソリューションズ総合研究所 取締役)、進行(聴き手)塩川完也(UD研究部会)
    ・第3回12/13:多様性時代のトイレとUD(だれでも気兼ねなくできるトイレを考える)/佐藤敬子(TOTO)、進行(聴き手)波多野弘和・森山政与志(UD研究部会)
    ・第4回1/31:忍術を活用した在宅避難/三橋源一(忍者、産土武芸道場)、進行(聴き手)野瀬かおり(UD研究部会)
    ・総会:研究部会の体制変更3/27
    2023年度より部会長・副部会長の変更を部会決定
     部会長 :似内志朗 →児玉達朗
     副部会長:児玉達朗・仲田裕紀子 →波多野弘和
  3. B 執筆・シンポジウム(UDナイトトーク以外)
    ・FM秋の夜学校「ユニバーサルデザインとは何か」
    ・FMフォーラム2023「SDGs時代のユニバーサルデザイン」
    ・JFMAジャーナルR6執筆「「選択の自由」としてのユニバーサルデザイン SDGs時代のUDのあり方」
     

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他

IAUD国際ユニバーサルデザイン会議

IFMAワールドワークプレイス

その他