インフラマネジメント研究部会 (SCM18)  【マネジメント研究】

わがふるさとの安全・安心はサステナブルに担保されているだろうか?
公共インフラの健全な維持管理をFM(AM)手法 で!
部会長
部会長:中川 均
一般社団法人
日本観光自動車道協会
(道路運送法道路の協会)
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市民協働 官民連携 PFI/PPP AI活用 地方自治体の課題 インフラメンテ国民会議インフラマネジャー育成 公共施設ROE 想定外の災害予防 Kosen=ソーシャルドクター
 
サマリー 2012 年に発生した笹子トンネル天井版崩落事故以来、公共インフラ点検の重要性がクローズアップされたが、多くの地方自治体では技術者不足・予算不足などの理由からもはや点検が目的化され、結果の評価やその後に取られるべき処置に手が回らないという本音が聞こえる。私たちはこの分野に FM 手法を活用した官民連携を基本とした民間活力の利用による問題解決手法の調査研究を行っている。
活動内容 各地域での意見交換
・民間有料道路管理者との意見交換 日本観光自動車道協会会員道路の見学・意見交換
・行政との意見交換 横浜市街路樹の管理について見学・意見交換
インフラマネジメント人材の育成を目的とした「インフラ点検のすゝめ」の出版。
国土交通省「インフラメンテ国民会議」への参加により行政連携等を模索・展開。
若手人材の育成を目的とする「高等専門学校生によるインフラマネジメントテクノロジーコンテスト2022年」の開催。

 昨年のファシリティマネジメントフォーラムにて最優秀賞・国立高専機構福井工業高等専門学校、優秀賞・同旭川工業高等専門学校の作品とメンバーを紹介し、彼らの自由な発想による議論をオンラインで配信することができた。
 
さまざまの分野の方に参加いただきたい、実践的な事例を中心に活動を行いますので楽しい調査研究活動が実施できますよ!

※定例会開催日程(原則) 第2水曜日10:00〜11:30、年10回
成 果 ●民間有料道路会社と意見交換をすることにより各道路固有の課題とアセットマネジメントの考え方の違いを体感することができた。
横浜市との街路樹管理についての意見交換により住民負担型で財源を担保する考え方を知ることができた。
●ファシリティマネジメントフォーラム 2022 にて「インフラマネジメントテクノロジーコンテスト 2022」最優秀賞・国立高専機構福井工業高等専門学校、優秀賞・同旭川工業高等専門学校の作品とメンバーを紹介し、また長岡工業高等専門学校のBe-Miceと「グリーンインフラ」に関しての意見交換を実施した模様を発信できた。

※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:中川 均(日本観光自動車道協会)
副部会長:岩佐 宏一(アイセイ)
部会員:青木 秀樹・盛田 彰宏・渡辺 隆(パスコ) 安蘓 秀徳(東京美装興業) 
    猪爪 一良(オリエンタルコンサルタンツ) 岩本 和也(間瀬コンサルタント) 
    小野木 康介・宮島 卓也(アジア航測) 北澤 隆一(ウォールナット) 
    幸野 茂・鈴木 泉・渡邉 大介(ガイアート) 
    佐々木 正博(ファーストループテクノロジー) 鈴江 俊雄(三菱重工) 
    鈴木 智行(八千代エンジニヤリング) 多和田 俊介(アイ・エス・エス) 
    仲田 尚樹(ヤシマ工業) 福澤 伸彦(パシフィックコンサルタンツ) 
    宮下 昌展(エムケイ興産) 山本 大介(関電工) 横田 慎一(行政経営支援機構)
事務局:川村 正夫・佐藤 芳宏(JFMA)

2024年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

官民連携を基本とするインフラマネジメント手法の導入を推進し、地方自治体ヒアリング、地元学術団体との連携によりインフラマネジャーの育成を図る。 公共インフラ分野における持続可能な維持管理手法を、JFMA的な視点、すなわちハコモノとインフラとの融合を目指したアプローチから調査研究を行う。

活動計画

  1. 人材育成の観点から高専生を対象とした第5回「インフラマネジメントテクノロジーコンテスト」を企画・実施
  2. 三つのテーマに関し、部会内タスクチームにより活動
    1)インフラマネジャーとは?
     インフラマネジャーの定義、役割や活動の目的を探求し提言する。
    2)管理機能(ポジション)の整理
     インフラの(ハコモノの)
     ・アセットマネジメント(価値創出)→JAAM?
     ・マネジメントサイクル(運用の最適化)→JFMA部会?
     ・メンテナンスサイクル(機能維持向上)→国民会議?
     等、様々な主体の役割の整理
    3)PPP/PFI等、プロジェクトの成功要因等分析
     外部の専門家を交えてリスク管理と契約管理から見た分析を実施
  3. 地方自治体「公共施設等総合管理計画」におけるハコモノとインフラとの融合および公会計との連動の研究を他の部会と共同で実施
  4. 国交省インフラメンテナンス国民会議に実行委員および企画委員を派遣しインフラマネジメント産業の育成に関連した政策提言活動を実施
     

2023年度のテーマと活動内容 【活動実績】

活動報告

  1. 人材育成の観点から高専生を対象とした第4回「インフラマネジメントテクノロジーコンテスト」を企画・実施する。
    実績:予定通り実施、過去最高の参加数29チームの参加。
    3月8日受賞チーム9チームと協賛企業との交流会を日本科学未来館で実施。参加人員300人規模で開催
    4月24日調査研究委員会にてグランプリ受賞チーム鹿児島高専によるプレゼンを実施予定
  2. 昨年調査研究委員会タスクフォースであったSDGs研究を、グリーンインフラのメンテナンスの持続可能性に着目した研究活動を行う。
    実績:本件研究はペンディング
  3. 地方自治体「公共施設等総合管理計画」におけるハコモノとインフラとの融合および公会計との連動の研究を、公共FM部会およびFM戦略部会等と共同の作業部会を設置して実施する。(他部会との調整が必要ですが)
    実績:公会計連携ワーキンググループに参加
  4. 引き続き国交省インフラメンテナンス国民会議に実行委員および企画委員を派遣し、インフラマネジメント産業の育成に関連した政策提言活動を実施する。
    実績:引き続き派遣し部会メンバーと情報を共有
     

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他