FM財務評価手法研究部会 (SCM12)  【固有技術研究】

「リースに関する会計基準」のFM財務評価への影響 部会長
部会長:大山 信一
三井住友建設株式会社
経営企画本部
サステナビリティ推進部
認定ファシリティマネジャー
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リース会計基準 / リース期間 / 使用権資産 / リース負債 / 利息相当額 / 減価償却 / 資本コスト率(WACC)
 
サマリー 企業会計基準委員会は、2024 年9 月に「リースに関する会計基準」を公表し、2027 年4 月から原則適用することとした。これによりオペレーティング・リースについては貸借対照表に「使用権資産」と「リース負債」を計上し、損益計算書には「使用権資産に係る減価償却費」及び「リース負債に係る利息相当額」を計上する。「使用権資産」の算定では「リースの期間」が重要となる。そこでリース会計基準の適用がFM 財務評価に及ぼす影響について考察する。
活動内容 部会では「FM 財務評価の普及を図る」ため、FM 財務評価の理解のしやすさを追求し、広範な浸透を目指した活動を行っている。そのため「FM 財務評価ハンドブック」の作成と「FM 財務評価セミナー」を実施している。同時にFM 財務評価に関連する情報の収集と研究として、インパクト加重会計やリース会計基準に関する調査・研究、非財務情報を含む会計基準・開示の動向に関する情報収集、オフィスビル市場の動向調査、などに取り組んでいる
※定例会開催日程(原則) 第2火曜日17:45〜19:15、年10回
成 果 『FM 財務評価ハンドブック』は2000 年に初版が発行され、その後2003 年版、2009 年版と続き、現在の2020 年版は第4 版となる。2020 年版では「ライフサイクルコスト評価」を独立した章として設けるなど、改訂に合わせて内容の拡充を図っている。定期的にFM 財務評価セミナーを開催し、近年はオンライン化により地方からでも受講できる環境が整備されている。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:大山 信一(三井住友建設)
副部会長:東 裕之(ヒューリックビルド)
顧問:中津 元次(中津エフ.エム.コンサルティング)
   松成 和夫(プロコード・コンサルティング)
部会員:河合 義一(米国公認会計士) 篠原 由紀(ザイマックス) 百嶋 徹(ニッセイ基礎研究所) 
    古阪 幸代(WFM/フルリエゾン/インデックスファシリティーズ)
事務局:藤本 文夫(JFMA)

2025年度のテーマと活動内容【活動計画】

メインテーマ

FM財務評価の普及を図る
@理解のし易さを追求し、広範な浸透を目指す
AFM財務評価に関連する情報の収集と研究を行う

活動計画

FM財務評価の普及を図る
@理解のし易さを追求し、広範な浸透を目指す
AFM財務評価に関連する情報の収集と研究を行う

2024年度のテーマと活動内容【活動報告】

活動実績

@「FM財務評価ハンドブック」(2020年3月発刊)を使ったFM財務評価WEBセミナー(オンデマンド方式)の実施
 第1回2024年4月18日(木)〜5月29日(水)受講者48名様
 第2回2024年7月30日(火)〜9月17日(火)受講者20名様
 第3回2024年11月12日(火)〜2025年1月17日(金)受講者27名様
A財務関連情報の収集・研究
・部会活動
2024年度は部会を9回開催した。開催月日及び研究内容は下記の通り。
2024/04/09 第134回調査研究委員会(1/25開催)の報告
      2024年度の部会活動について
2024/05/14 財務評価HB改訂に向けた検討
2024/06/11 FM初心者向け「秋の18講座」について
2024/07/09 新リース会計基準について
2024/09/10 新リース会計基準が適用された場合の財務評価HBへの影響検討
2024/10/08 新リース会計基準適用によるFM財務評価への影響
2024/11/12 ファシリティマネジメントフォーラム2025部会講演について(1)
2024/12/10 ファシリティマネジメントフォーラム2025部会講演について(2)
2025/01/14 新リース会計基準について
2025/03/11 調査研究委員会からの意見募集について
      新リース会計基準(サブリース)について

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他