エネルギー環境保全マネジメント研究部会 (SCM05)  【マネジメント研究】

部会紹介

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2020年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

2019 年度は企業の経営課題である脱炭素、循環型社会、職場環境に焦点を当てて調査研究を実施した。2020 年度はさらに対象を拡大し、SDGs、環境都市、環境法の動向およびCCS/CCU 等の最新技術に関する調査研究を行う。

活動計画

エネルギー環境保全に関わる以下の調査研究を実施する。

  1. 持続可能な開発目標(SDGs)に関わる取組状況
  2. 気候変動に関わる取組状況
  3. 環境問題(プラスチック、水銀、生物多様性等)に関わる取組状況
  4. 環境都市に関わる取組状況
  5. 上記項目に関わる法規制・制度等の動向
  6. エネルギー環境保全に影響を与える技術動向
     (再生可能エネルギー、水素、CCS/CCU、ロボティクス、VR/MR/AR 技術)
  7. 他研究部会とのエネルギー環境保全に関わる連携
  8. JFMA会員等からの意見収集
  9. 上記調査研究結果のフォーラム、公開セミナー、ジャーナルでの発信、報告書作成
     

2019年度のテーマと活動内容 【活動報告】

メインテーマ

平成30 年度は、これまでの環境価値に加えてIoT&AIや水素等の最先端技術にも注目した調査研究を実施した結果、システムやサービスの連携、設備のシェアリング及び再生可能エネルギー源の多様化が環境社会に重要であることを見出した。
2019 年度は、最近注目が集まっているRE100 等の環境イニシアティブや再生可能エネルギーの動向調査に加えて、VR/MR/AR 技術やドローン等のロボティクス技術にも焦点を当てたエネルギー環境保全に関する調査研究を行った。

活動実績

初めに、環境・エネルギー問題が企業に与えているインパクトについて調査研究を実施した。この中で、特に、ESG 投資の拡大はインパクトが大きく、企業にとってビジネスリスクとなっていることを実感した。しかし、新たなニーズは新たなビジネス機会とも捉えている。以下に企業が投資家から求められている主な項目を示す。
 ・環境(E):環境経営、環境負荷の状況、気候変動への取組み
 ・社会(S):バリューチェーンマネジメント、ダイバーシティ、働き方改革
 ・ガバナンス(G):資本効率、コンプライアンス、株主還元
これらの中で、気候変動(脱炭素)、環境負荷・バリューチェーンマネジメント(循環型社会)、働き方改革が特に重要な項目となっている。そこでこれら項目の詳細な調査研究を実施した。その結果、以下の成果を得た。

  1. 脱炭素に向けた再生可能エネルギーの動向
    再生可能エネルギーのコストは化石燃料と同程度まで低下している。特に太陽光発電は大幅なコスト低減が見られ、グリッドパリティも実現している。2020 年にも事業者が作った太陽光発電のFIT 買取りが終了するため、非FIT 電力の販売拡大が期待される。
  2. 循環型社会に向けたプラスチックごみ問題
    中国の廃プラスチック輸入禁止(2018 年)と汚れたプラスチックの輸出入規制(バーゼル条約改正、2019 年)により、廃プラスチックの問題が顕在化している。日本は84%の廃プラスチックを有効利用しているが、さらなる有効利用に向けて、古紙及び廃プラスチック類を主原料とする固形燃料RPF(Refuse derived paper and plasticsdensified Fuel)の活用が注目されている。これにより廃プラスチックの自国内再利用の促進が期待できる。
  3. 働き方改革に向けた職場環境
    職場環境に関しては、「人と活動を基軸にしたオフィス」、「人と人をむすぶオフィス」等、設備よりも人を中心とした事例が多くなっている。今後は、バリューチェーンが拡大して、地域交流や景観、BCP も含めた街づくりと連携していくものと考えられる。

これらの調査結果を取り纏めて「ファシリティマネジメント フォーラム2020」で発表し、環境・エネルギー問題の解決に向けた提言を行った。
 

研究成果 他