ウィークリーセミナー開催記録 −2013年−

[WS0413] 2013/01/09 首都圏オフィスマーケット〜2013年の行方〜

講師:株式会社オフィスビル研究所 特別顧問 本田 広昭 氏

  ◇ Introduction・・・首都圏のオフィスビル〜成約賃料の実態!
  ◇ 全国主要都市の空室率変化(全規模平均空室率)
  ◇ 主要ビルの賃料水準とテナント募集率!
  ◇ オフィスビル市況20年の変遷!
  ◇ 2013年12月までの需給予測!
  ◇Topic@・・・働く意味の変化〜レイバー ⇒ ワーカー⇒ プレイヤーの時代!
  ◇TopicA・・・明るすぎるニッポンのオフィス照明〜首都圏で原発1.5基分の無駄!

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0414] 2013/01/30 オフィスのユニバーサルデザイン〜獲得した身体能力の実演と13年間を語る〜

講師:日本郵政株式会社 高齢再雇用社員/新潟医療福祉大学 非常勤講師
    左半身不随の一級建築士 森山政与志 氏 (62歳)

働き盛りの1999年(49歳)に一瞬で左半身不随の障がい者となり、約7.5ヶ月間の闘病・リハビリ後に復職が出来て11年間も周囲のお陰で設計業務に従事、2年前に定年を迎えました。右手で杖を握ると書類が持て無く、受話器を握るとメモがとれない。現場ではついて行けない等を伝え助けて貰ったり、工夫して乗り切ってきました。
それらの体験から私の復職・就労に不可欠だった能力と施設整備は何だったか? オフィスのユニバーサルデザインを鳥では無く、虫の視点から語ります。
また、私の残された能力で獲得が出来た歩行や着脱等の実演から得られる情報を、各々の分野で役立てて頂ければありがたいです。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0415] 2013/02/13 POEと「一対比較によるインタビュー手法」の紹介

[FMエピソードシリーズ-4]

講師:JFMA 常務理事・事務局長 成田 一郎 氏

POEとは「Pre/Post Occupancy Evaluation」の略で、ファシリティの事前・事後調査、満足度調査等と翻訳されます。ファシリティマネジメントを実践していく上で、ユーザーの声を聴く(評価を得る)には、必須の手法です。その基本を学ぶとともに、POE用に開発し、各種ニーズ調査にも利用してきている「一対比較による個別インタビュー手法(≒評価グリッド法、T-PALET)」について具体的に紹介します。真のニーズを聴くためにはどのようにすればよいか、聴くことがいかに大切か理解していただけること確実です。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0416] 2013/02/27 「プログラミング/ブリーフィング」と「物語/シナリオ」による要求条件作成方法

[FMエピソードシリーズ-5]

講師:JFMA 常務理事・事務局長 成田 一郎 氏

プログラミング/ブリーフィングとは、設計等の要求条件書を作成することをいいます。建築等の発注者がどのような建築をつくって欲しいかを明確にして要求条件として整理するのは至極当然のことです。これこそファシリティマネジャーの役目なのですが、我国では、このことが十分行われているとはいえません。作成しても設計(ソリューション)を束縛してしまうものもあります。今回は、「プログラミング/ブリーフィング」の基本と、発注者の真意を伝えられる「物語/シナリオ」による要求条件作成方法をご紹介します。
ご要望にお応えして、昨年6月のセミナーの中の特に手法にポイントをおいて詳しくお話しします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0417] 2013/03/27 体験型ワークプレイス論

[FMエピソードシリーズ-6]

講師:JFMA 常務理事・事務局長 成田 一郎 氏

ワークプレイスは時代と共に進化し、企業文化を反映するものです。FMコンサルの立場で顧客のワークプレイスを語るのではなく、約30年間、自らの組織で展開してきたワークプレイスについてお話しします。ワークプレイスが時代と共に、どのように変化してきたのか、紺屋の白袴ではなく、自ら体験したワークプレイスについて、エピソード的にお話しします。ワークプレイスとFMの関係、また、今後のワークプレイスを検討する際の参考になれば幸いです。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0418] 2013/04/10 [省エネ・節電シリーズ1]

「2013年 節電・省エネ・再エネ等に関する最新トレンド概要」ほか2講座

講師:
社団法人空気調和衛生工学会 非住宅エネルギー委員会 緑川道正氏
東京都地球温暖化防止活動推進センター(クール・ネット東京)センター長 宮田博之氏 
財団法人電力中央研究所 社会経済研究所 主任研究員 木村 宰氏

東日本大震災以降2年を経過しても、エネルギーに関する諸状況は安定したとは言い難い状況が続き、それは大幅な貿易収支悪化や産業空洞化加速懸念など、国家レベルの問題にもなっており、電気料金の大幅アップや省エネ法改正も大きな課題になってきている。
一方で、自治体をコアにしての多様なコラボレーション、新たなスキームによる成果、総務やファシリティマネジャーのイニシアチブによる目覚しい節電・省エネ成果も相次いでいる。
セミナーでは、こうしたことの最新状況、成果事例について報告する。
(ほか2講座も「行政の動き」ほかをテーマに報告の予定です。)

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0419] 2013/04/24 [省エネ・節電シリーズ2]

「節電対策から見えてきた課題と省エネを含めた現在の当社(第一生命保険株式会社様)の取組」ほか2講座

講師:
第一生命保険株式会社 総務部 部長 大野晃敬氏
富士フィルムホールディングス株式会社 総務課長 那須由理氏 
郵船不動産株式会社 技術・環境グループ 中川貴文氏

政府要請と監督官庁行政の下に実施した節電対応が2年目を終えようとしています。
皆様にも初年度実施した節電対策を継続する中で、多くの気づきがあったと思います。
今まさに、その気づきをどのように前向きに展開するか、知恵を絞るステージに入っていると認識しています。
節電をきっかけとする省エネ取組の現在までの取組状況と、FM的見地からの運用態勢・ガバナンスに関する工夫について、当社が現在取り組んでいる内容についてご説明いたします。
(ほか2講座も「インハウス」ほかをテーマに報告の予定です。)

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0420] 2013/05/08 [省エネ・節電シリーズ3]

(1)「イオンが本気で取り組む、イオンのECOプロジェクト へらそう、まもろう、つくろう作戦」
    イオンディライト株式会社 環境ソリューション部 部長 小林雅弘氏
(2)ファシリティマネジャーでも出来る、プロの「省エネ・節電・省コスト」テクニック」ほか1講座
    日本メックス株式会社 事業推進部 担当部長 緑川道正氏
(3)演題未定
    社団法人全国ビルメンテナンス協会 事業部事業企画課 大谷和弘氏

(1)3つの作戦はすべて2020年に完成させるもので、・へらそう(現在のエネルギー量を50%オフ)・つくろう(再生可能エネルギー創出20万KW)・まもろう(BCP拠点100か所)の紹介。
(2)大手生保、デベロッパー、通信企業、地方自治体等の多様なファシリティーで実践し、大きな節電・省エネ・省コスト成果をあげてきたマネジメント手法及び技術について、簡潔明瞭・即効的に説明する。品質を落とさず(むしろアップさせて)、省エネ・節電(・省コスト)に繋げるテクニックの数々についてご説明する。
(ほか1講座も「ソリューション」ほかをテーマに報告の予定です。)

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0421] 2013/05/22 [省エネ・節電シリーズ4]

(1)「ビルオーナーによる省エネ・省CO2の取組み」
(2)「エネルギーの見える化から取組む省エネ運用・チューニング」
(3)「ビル管理運営サイドからのアプローチ 節電・省エネマネジメントそしてサステナブルへ」

講師:
社団法人日本ビルヂング協会連合会 事務局次長 金子衛様
パナソニック株式会社エコソリューションズ社 ソリューション営業推進部 
 省エネソリューションチーム 部長 栗尾孝様
株式会社ザイマックスビルディングサイエンス 取締役 吉田淳様

(1)優良なビル事業者で構成される日本ビルヂング協会連合会は、地球温暖化問題を経営上の最重要課題と考え、近年、取組を加速している。
本セミナーでは、「ビルエネルギー運用管理ガイドライン」(ビル事業者が取組むべき100の対策メニューを記載)や「オフィスビル分野における低酸素社会実行計画」など、当連合会の取組みを紹介しつつ、オフィスビルの知的生産性や快適性などを確保しながら省エネ・省CO2を図る方策を考えてみたい。
(2)エネルギーの総量あるいは計測データを用いて見える化することの意味と効果について、有用なツール「エコサス」を活用して実践した事例をもとに説明する。
(3)ザイマックスは震災による電力不足に対応すべく、2011年4月にグループ横断の「電力需要量削減対策本部」を立上げました。 震災後の電力削減令に対応した節電も、年を重ねる中で、我慢の節電からスマートな節電へ、そして環境やBCPの概念を包含したサステナブルな環境不動産へと、関心の対象が変化しつつあります。 ビルオーナーやテナントへの、プロパティマネジメント会社としての様々な取組についてご案内します。
以上3事例について講演いたします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0422] 2013/06/12 震災対応・原発事故におけるFM的敗北

株式会社セノン 上倉 秀之氏

東日本大震災における原発事故は、施設の要件を考えるうえで重要な問題点を指摘しています。
特に、政府の危機管理センター、オフサイトセンターが機能せず適切な対応が困難となったことは、FM的発想の欠如が原因ともいえるのではないかと思います。
改めて「緊急時におけるFMの設え」について考察します。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0423] 2013/06/26 「FM評価手法JFMES」のシステム化例の紹介

Alpha 森本 卓雄氏

2007年にJFMAが独自に開発した「FM評価手法JFMES」は、2011年に改良し、さらにバージョンアップしました。これをベースに評価結果を集計、グラフ化し表示するシステムをJFMAのコンピュータ活用研究部会でもご活躍されているAlphaの森本卓雄氏が開発しました。これによりJFMESがより効果的にご利用いただけます。これらシステムの概要をご紹介いたします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0424] 2013/07/10 [JFMA賞シリーズ-1]

※満員御礼につき、申込受付を終了いたしました。

最優秀賞(鵜澤賞)受賞「株式会社シグマクシス」見学会  [定員20名]
株式会社シグマクシス 太田 明子氏 ほか

最優秀賞(鵜澤賞)を受賞したシグマクシスの見学会。「知識社会における価値創造環境実現のための戦略的FMの実践」で、ICTをフルに活用してのワークスタイル・ワークプレイス・経営は、知的生産性を重視する企業の戦略的FMの先端的モデルとして高く評価されました。そのオフィスで、FM実践の概要紹介とオフィス見学会を行います。

【時間】16:00−17:30
【場所】現地(港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズ 1階ロビー集合 →受付15:50 時間厳守!)
【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0425] 2013/07/24 [JFMA賞シリーズ-2]

功績賞 受賞「地方自治体の公共施設マネジメントに関する研究」
首都大学東京 李祥準(イ サンジュン)氏

竣工後の維持保全の実地調査を行ない、「公共施設管理」に関する実情と課題を明確にし、また公共FMの組織体制整備の実情を調査し、従来の縦割り体制と公共FMが進展しつつある体制との違いを明らかにした公共FMを主題とした博士論文は、公共FMの拡大に貢献する研究論文として高く評価されました。その内容をご紹介いただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0426] 2013/08/07 [JFMA賞シリーズ-3]

功績賞 受賞「大学のファシリティマネジメントにおける評価の指標と方法に関する研究」
国立大学法人 名古屋大学 恒川 和久氏

早くからFMに取り組んでいる名古屋大学。大学におけるFMを進める上で重点的に管理すべき評価指標を明確化するとともに、FM戦略立案につなげる評価方法を提示している大学施設のFMに関する博士論文です。大学FMの進展に貢献する研究論文として高く評価された内容をご紹介いただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0427] 2013/09/06 [JFMA賞シリーズ-4]

優秀FM賞 受賞「日本マイクロソフト(株)におけるFMの成功事例」見学会  [定員20名]
日本マイクロソフト株式会社 管理本部リアルエステートアンドファシリティーズ リアルエステートポートフォリオマネージャー 長坂 将光氏 

日本マイクロソフト社・本社ビルのFM事例です。既に第2回優秀FM賞を受賞されていますが、2011年2月に都内5拠点を品川の賃貸ビル1棟に統合、モバイルワークの推進、過去に失敗したノンテリトリアルの成功、自社ソフト活用のワークスタイル改善など、継続的かつ戦略的にFMが進展していることが高く評価されました。また、米国本社のグローバルFM戦略による新しいアウトソーシングモデル構築も、今後が注目され、その内容をご紹介いただきます。
 ※ 本会は見学会となり、会費は事前お振込みとなります。

【時間】15:00−17:00
【場所】現地 ( 品川・日本マイクロソフト本社 受付前ロビー集合 → 受付14:45 時間厳守!)
【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0428] 2013/10/09 [JFMA賞シリーズ-5]

功績賞 受賞「ワークプレイスづくりの手法と事例」
株式会社竹中工務店 ワークプレイスプロデュース本部長 徳本 幸男氏

竹中工務店と新建築社の「ワークプレイスづくりの手法と事例に関する書籍」が対象となりました。ワークプレイスのプログラミング手法を具体的事例とともに紹介する出版物であり、竹中工務店設計施工15事例が、プログラミング手法を構成する5つのPhaseに沿って展開されています。FMにおけるワークプレイスづくりに参考になる出版物として高く評価されました。今回はその内容をご紹介いただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0429] 2013/10/23 [JFMA賞シリーズ-6]

技術賞 受賞「統合ファシリティ管理システム Object SCOPE(オブジェクトスコープ)」
株式会社クオリクス 小八木 和人氏

クオリクスの「統合ファシリティ管理システムObject SCOPE」が対象であり、CAFMのソフトですが、多様な既存の台帳情報を同一データベースに統合でき、関連マニュアルなど各種電子ファイルを紐づけて管理できるなど、判りやすく低廉な費用で情報を一元管理できる点が高く評価された内容をご紹介いただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0431] 2013/11/27 [JFMA賞シリーズ-8]

功績賞 受賞「リスクマネジメント99の視点」−災害リスクを中心に−
株式会社NTTファシリティーズ総合研究所 EHS&S研究センター研究理事 赤木 久眞氏

NTTファシリティーズ総合研究所のEHS&S研究センター編著「リスクマネジメント99の視点」が対象となりました。リスクマネジメントに関するヒントをまとめた出版物であり、市販はせず社会貢献を意図して広く5000部を配布。99の視点で構成されていますが、その半分程がファシリティに直接関連しており、東日本大震災の教訓も加えられていて、FMを一つの重要な視点で考える上で参考になる出版物として高く評価されたものです。今回はそのご紹介をいただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0432] 2013/12/04 [JFMA賞シリーズ-7]

技術賞 受賞「自社開発のITによる省エネシステムを活用した省エネ活用事例」
株式会社ユビテック UGSタクスチーフ 伊藤 公祐氏

ユビテックの「自社開発のITによる省エネシステムを活用した省エネ活用事例」では、IT活用でリアルタイムに詳細な電力使用量を見える化し、既存の照明・空調設備を自動制御する次世代型の節電システムで、会議室など利用状況に応じた制御などFM的発想と、分析したいデータだけを取り出して評価し課題を明確化できる点などが高く評価されました。その内容をご紹介いただきます。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0433] 2013/12/11 「人の話を聞くことから設計は始まる」

−物語によるブリーフィング/プログラミング手法の紹介−
公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 常務理事・事務局長 成田 一郎

私はFMという概念を知り、そこで改めて、発注者と設計者、使う側とつくる側(ユーザーとサプライヤー)の立場の違いを認識した。そこで、発注者やユーザーの声を聞く大切さ、それらの声を要求条件書として明確に整理することの大切さを学んだ。これは、発注者としての、あるいはFMを実践する人(ファシリティマネジャー)の役目であることを学んだ。そして、これらを知ることは、設計者として必要不可欠であり、より良い建築づくりを目指すためにも必要不可欠であると感じた。これらの二つのこと、「話を聞くことの大切さ」と「要求条件書を明確にする大切さ」について、私が長年実践してきた方法について紹介したい。 
  −共著『建築を創る 今、伝えておきたいこと』建築のあり方研究会編(井上書院)より−

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円