こころとからだのウェルビーイング研究部会 (SCM20)  【マネジメント研究】

組織と個人のウェルビーイングについて社会心理学的、人間工学的にアプローチ 部会長
部会長:野間 操
株式会社清和ビジネス
働き方デザイン本部
認定ファシリティマネジャー
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ウェルビーイング 学習する組織 成長する組織 ハイブリッドワーク Withコロナウイルス メンタルヘルス 人的資本経営 効果測定
 
サマリー 「こころとからだのウェルビーイング研究部会」は、そのミッションとして「ファシリティマネジメントを通じて、人々のウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態)の実現に貢献し、笑顔と活力にあふれる社会を実現する」ことを掲げています。最近では、コロナ禍やポストコロナのワークプレイスの在り方や、「ウェルビーイングに関連するライフイベントとファシリティとの関連性に関する調査」から、人々のウェルビーイングに影響を与える要因を抽出し、それに対するファシリティやファシリティマネジャーの関与方法について検討が進められています。
活動内容 基本的に、毎月実施される研究会(ハイブリッド会議)を通じて、情報や意見交換が行われました。先進的な企業や行政関係者、当研究部会員などが講師として招かれ、ウェルビーイングを戦略課題とする組織の動向や他の研究機関の成果、ウェルビーイング向上につながる取り組み事例などの知見が共有されました。また、2022年度には、研究部員がウェルビーイングに積極的に取り組んでいると考えられる方々を選定し、ヒアリング調査が実施されました。この調査では、参加者自身の公私にわたるライフイベントを振り返り、ウェルビーイングにどのように影響するかの要因が抽出されました。
※定例会開催日程(原則) 第1水曜日18:00〜20:00、月1回
成 果 2022年度には、世代、性別、所属組織など幅広い被験者にご協力いただき、公私合わせてのライフイベント(原因)が「個人」のウェルビーイングにどのように影響してきたかが可視化されました。 この調査結果を基に、これらの原因がウェルビーイングにプラスまたはマイナスに働くか、要因(仮説)として整理が進められました。これらの要因とファシリティマネジャーが取り組む施策とその効果、および測定方法の検討が進められます。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:野間 操(清和ビジネス)
副部会長:中沢 佳代(ネルケプランニング)
部会員:石崎 真弓(ザイマックス不動産総合研究所) 石本 研(ユニティ) 
    遠藤 淳子(大成建設) 吉P 茂(FRS/フォーバル・リアルストレート) 
    佐藤 さくら(ネルケプランニング) 渋谷 高陽(サンケイビル) 菅野 文恵(ゼロイン) 
    高橋 靖(東海美装興業) 原 良(TATAMI) 徳間 瑠以(オービック) 
    古澤 由美(東京不動産管理) 
    山下 勝・田中 瑠伊・小林 暁光・梶野 晴香 (朝日ビルディング) 
    渡辺 亮(ユニバーサル園芸社)
事務局:佐々木 信(JFMA)

2024年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

  1. メンバー以外も活用できるマネジメントモデルの開発
    「ウェルビーイングに関連するライフイベントとファシリティとの関連性に関する調査」の結果から導出した施策とその検討プロセスなどのモデル公表となツールの開発。
  2. 対象と目標
    ”こころとからだ”を、それぞれ「社会心理学的」と「人間工学的」に深掘りし、個人だけではなく組織のウェルビーイングに拡張しファシリティマネジメントの戦略や計画、評価手法に落とし込む。

活動計画

  1. 研究会(月1回定例会開催、Teamsによる逐次検討)
    モデルや手法の磨き上げ、組織と個人のウェルビーイングの状態可視化、そのための施策の進捗と結果の評価方法の検討
  2. 調査企画
    ヒアリングやFMer向けのアンケートなどを通じて、働き方やウェルビーイングの変化を把握し、記録する。
  3. 研究成果等の公表
    ファシリティマネジメント・フォーラムなどで研究成果や実践の手引きなどを発表、シンポジウムなどによる意見交換の機会の創出。他の研究部会と適宜連携する。
     

2023年度のテーマと活動内容 【活動実績】

メインテーマ

  1. メンバー以外も活用できるモデルの開発
    「ウェルビーイングに関連するライフイベントとファシリティとの関連性に関する調査」について報告書に成果をまとめた(今後JFMA事務局と公開方法について協議予定)
  2. 対象と目標
    取組の対象を「個人のウェルビーイング」と「社員がいきいきと働く」、「組織のウェルビーイング」に整理し、具体的施策検討と、効果測定手法を検討する枠組みまの素案をまとめた。
     

活動報告

  1. 情報収集及び意見交換(月1回研究会開催)
    5月を除く11回開催した。
  2. 情報収集及び意見交換(オンライン)
    Microsoft Teamsを活用した非同期の議論をタイムリーに行い、情報蓄積ができるようになった。
  3. 調査企画
    先進的な企業の見学会を企画したものの、日程調整ができず実施できなかった。
  4. 研究成果等の公表
    「秋の18講座」、「ファシリティマネジメント・フォーラム2024」で研究成果などを発表した他、同フォーラムでオフィス・ワークプレイスの知的生産性研究部会主催のシンポジウムで発表と意見交換を実施した。
     

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他