統合的アプローチによるウェルビーイング向上 ―非財務情報開示時代のFM戦略― |
![]() 部会長:野間 操 株式会社清和ビジネス 働き方デザイン本部 デジタル・イノベーション・ コンサルティンググループ長 認定ファシリティマネジャー |
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ウェルビーイング / 企業価値向上 / 非財務情報開示 / 人的資本経営 / 組織のウェルビーイング / 個人のウェルビーイング / ワークエンゲージメント / ESG / SDGs |
サマリー | ウェルビーイングを通じた企業価値向上の研究の途中経過を報告する。ウェルビーイングへの投資は、生産性向上と人材確保をもたらす戦略的取り組みである。ウェルビーイングを個人と組織の両面から捉え、「基盤構築」「価値向上」「革新創出」の段階的アプローチを提案する。ファシリティマネジメントが従業員の健康や働きがいに果たす役割と、非財務情報開示時代における企業価値向上への貢献について論じ、今後、評価の指標と手法の開発に向けて論を進める。 |
活動内容 | 人的資本経営の視点から、FM 施策と事業成果の関連を説明できる枠組みの構築を目指している。その目標は、客観データに基づく施策評価、ウェルビーイング変化の測定・把握と定性評価との関係性の明確化である。具体的には、FM 施策の立案、快適な環境整備、共創スペースの設置、行動変容を促進するための仕掛け作り、そして既存の知見を活用したファシリティマネジメント実践方法の体系化について議論を行っている。さらに、企業見学や他の研究部会との連携などを通じて、活動の場を広げている。
※定例会開催日程(原則) 第1水曜日18:00〜20:00、月1回 |
成 果 | 企業が取り組むウェルビーイングを個人から組織へと拡張し、それに伴う研究テーマの整理を行った。施策(投資)評価の指標としては、アブセンティズムとプレゼンティズムの解消、エンゲージメントの向上、アクティビティの変容などを挙げている。そして、ステークホルダーが事業成果の最大化と、FM 施策の関係を理解し実践するための枠組みを構築した。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ ![]() |
メンバー | 部会長:野間 操(清和ビジネス)
部会員:石崎 真弓(ザイマックス総研) 石本 研(ユニティ) 遠藤 淳子(大成建設) 梶野 晴香・山下 勝・西本 匠(朝日ビルディング) 吉P 茂(FRS/フォーバル・リアルストレート) 齋藤 敦子(コクヨ) 渋谷 高陽(サンケイビル) 菅野 文恵(ゼロイン) 高橋 靖(東海美装興業) 原 良(TATAMI) 徳間 瑠以(オービック) 渡辺 亮(ユニバーサル園芸社) 事務局:佐々木 信(JFMA) |