運営維持手法研究部会 (SCM09)  【固有技術研究】

「納得感の持てる最良の運営維持」を目指して
〜ユーザーの視点に立ったファシリティ運営維持業務とその評価に関するあり方を探る〜
部会長
部会長:吉P 茂
株式会社FRS
(フォーバル・リアルストレート)
FMグループ
プリンシパルアーキテクト
一級建築士
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品質とコストのバランス、良質なサービスと高い信頼、価値を生むファシリティ、ロングスパンを目指したマネジメント、利用者満足度のベンチマーク、現場は宝の山、学ぶ心の大切さ
 
サマリー
施設を利用する人々が納得感の持てるファシリティとは何かをテーマに、ユーザー(全ての施設利用者)、テナント企業(入居管理者)、オーナー(施設管理者)の視点からアプローチ、おのおのが納得感の持てるファシリティであり続けるために、必要なファクターや継続的な品質向上に向けた改善提案・業務品質の評価等、SDGsを原動力としたファシリティ運営維持評価手法のあり方を探る。
活動内容 活動方針:運営維持の視点で『きっかけづくり』
活動理念:人と社会の関りを良好に保つために
部会では、「施設そのものの性能と室内環境(執務空間・生活空間)」「施設を利用する人たちの満足度(利用者満足度)」「地域や地球環境への対応(配慮)」にスコープをあて調査研究活動を行っている。
今年度から、「運営維持の視点でワークプレイスを考える」と題して研究活動を行っていく。
@ユーザーの視点を基にファシリティマネジャーが管理する品質や運営維持業務全般の品質など、基本的な考え方を整理しファシリティマネジャーが日常業務で活用できる業務品質の評価手法の調査研究を行う。
Aファシリティマネジャーが活用できるコミュニケーションツール『きっかけづくり』の基礎的な調査研究を行う。
B部会セミナーの開催実施:活動テーマに関する分野の専門家等を部会へ招聘、先見性豊かな知識を学ぶとともに意見交換を行い課題等の検討を行う。また、運営維持の現場(施設)を見学し知見を深める。

※定例会開催日程(原則) 第2または第3金曜日17:30〜19:00、年10回
           (別途ワーキンググループ開催)
成 果 @ファシリティマネジャーを育てるためのマニュアル(手引き)作成の基礎資料収集、現在デジタルデータ化作業中
Aテーマに関連する分野の専門家(部会セミナー講師等)とのヒューマンネットワークの構築(コロナ禍のため中断中)

※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:吉P 茂 (FRS/フォーバル・リアルストレート)
部会員:安部 修(NTTファシリティーズ) 潮田 潮(日本電技) 
    宇都宮 勝志(エムケイ興産) 大高 宣光(KENアソシエイト) 
    小木曽 清則(埼玉マンション管理支援センター) 
    木村 圭介(FMシステム) 佐藤 勝彦(住商アーバン開発) 
    清水 美菜(パソナパナソニックビジネスサービス) 
    寺岡 慎介(高砂熱学工業) 野間 操(清和ビジネス) 
    彦田 淳一(グローブシップ) 日高 富士男(日本メックス) 
    宮下 昌展(エムケイ興産)
アドバイザー:細川 和也(メイテック)
事務局:安東 慎吾(JFMA)

2023年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

〜『納得感のもてる最良の運営維持』を目指して〜
ユーザーの視点に立ったファシリティ運営維持業務とその評価に関するあり方を探る

活動計画

「活動方針」 〜運営維持の視点で『きっかけづくり』〜
「活動理念」 〜人と社会との関わりを良好に保つために〜
SDGsとの関わりを認識して
 ・施設そのものの性能と室内環境(執務空間・生活空間)
 ・施設を利用する人たちの満足度(利用者満足度)
 ・地域や地球環境への対応(配慮)
これらにスコープをあて、ユーザーの視点に立ったファシリティ運営維持業務とその評価に関するあり方について、調査研究活動を行う。

  1. @ 今年度の取組テーマは、運営維持の視点で新たなワークプレイス(設備以外の物品管理と運用等)のあり方について取組んでいく。
    また、今までの活動成果の総まとめ「ファシリティマネジャーを育てる/きっかけづくり」として考え方を電子版等で情報発信する。
    ※引き続き、コロナ禍の対応として、部会活動は活動ワーキング分科会(清掃・設備・警備・ワークプレイス)を設置してハイブリット方式で活動を実施していく予定。
  2. A 部会セミナー等を活用して、専門家や実務経験者の方々から取組みのヒント(考え方)を探り出す。
    ※コロナ禍の状況を見極めて対応していきたい。
    テーマに関連する分野の専門家等を部会へ招聘し、セミナーを開催すると共に意見交換を行いテーマの検討を進める。
     

2022年度のテーマと活動内容 【活動報告】

メインテーマ

〜『納得感のもてる最良の運営維持』を目指して〜
ユーザーの視点に立ったファシリティ運営維持業務と、その評価に関するあり方を探る。

活動実績

  1. @ 今年度の取組テーマ、総まとめとして「ライフサイクルマネジメント/LCM」の考え方をJFMAフォーラムで報告を行なった。
    また、昨年に引続き、秋の夜学校では、初心者のFM基礎講座で「運営維持入門/SDGsを原動力に」と題してレクチャーを行なった。
    併せて、タスクフォース関連活動で運営維持の実施に関わるSDGs17項目についての議論を行なった。
    なお、今年度に総まとめとして、考え方を電子版で発信する予定であったが、次年度へ先送りする事としている。
    ※コロナ禍の対応として、部会研究活動は活動ワーキングに分科会(清掃、建築・設備、警備)を設置継続し、web/realハイブリットで活動を行なった。
  2. A テーマに関する分野の専門家や実務経験者を招聘した部会セミナー2回、部会ミーティング1回、活動ワーキング6回開催し、意見交換を行なった。なお、予定していた施設見学会はコロナ禍で取りやめとなった。
    ※今後についても、コロナ禍の状況を見極めて対応していきたい。
    なお、次年度に取組む事となった、総まとめとしての「ライフサイクルマネジメント/LCM」の考え方を電子版として仕上げていく。
     

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他