リスクマネジメント研究部会 (SCM04)  【マネジメント研究】


多様化するリスクと対応
部会長
部会長:上倉 秀之
NPO法人日本防災環境理事
FM防災Lab代表
認定ファシリティマネジャー
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リスクマネジメント / クライシスマネジメント / 事業継続計画 / 災害対応 / 対策本部 / 訓練 / 演習
 
サマリー コロナ禍は下火となったものの、自然災害や社会経済リスク、サイバーリスクが顕在化するなどFMを巡るリスクは多様化している。一方、「安全」が最重要との認識が広く浸透したものの、残念ながら「立地リスク」を抱えた施設も多く、ファシリティマネジャーのリスク対応が重要性を増している。当研究部会では、定期的な情報交換の他、ワークショップや模擬演習などを通じてノウハウの蓄積と部会員のスキル向上を図っている。
活動内容 当研究部会では毎月1 回の定例研究会を開催している。コロナ等があり、遠方の方の参加も可能なため基本はZoom によるWeb 開催としている。また、年2-3 回リアルでの模擬演習を行い、2-3 回は企業や建物等を訪問し先進事例や現場のノウハウ等に触れている。定例研究会では部会員の方からの災害資料等の提供、内閣府等から発表される被害想定やガイドラインの読み込みなどを行っている。なおWeb 開催は15 時30 分から17 時30 分としている。
※定例会開催日程(原則) 第2または第3火曜日15:30〜17:30、年10回
成 果 年度の研究成果は「秋の18 講座」と「ファシリティマネジメントフォーラム」で発表するほか、防災セミナー等で情報発信している。また、新型コロナ発生時や2024 年の能登半島地震発生時には情報提供やシンポジウムの開催などの情報発信を行った。2024 年度は「Facility DIG」模擬演習、災対本部模擬演習、自衛消防隊模擬訓練を各一回、JFMA 会議室で実施した。
※研究成果の詳細を閲覧することが可能です: 「研究成果 他」の項目へ
メンバー 部会長:上倉 秀之(FM防災Lab.)
部会員:池田 隆則(都市総合サービス) 石本 研(ユニティ) 
    岡本 光生(三菱地所) 菅野 誠(三幸エステート) 
    小菅 正英(イトーキ) 重富 賢太郎(個人) 芝崎 良美(竹中工務店) 
    嶋田 博幸(スワン電器) 鈴江 俊雄(三菱重工) 関山 雄介(大成建設) 
    竹内 康介(ぶんぶく) 田中 純一(ビル減災研究所) 土井 洋(日本アイ・エス・ケイ) 
    野元 庸子(パソナ日本総務部) 日辻 稔(TMES) 藤本 凛太郎(オカムラ) 
    松岡 恵(日本アムウェイ) 三橋 源一(共衛) 三宅 卓也(NTTファシリティーズ) 
    山口 晃史(トヨダプロダクツ) 渡部 美紗(あやめ総合サービス)
事務局:大野 高幸(JFMA)

2025年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

「様々な災害に向けた防災備蓄と具体的な対応」

活動計画

南海トラフ地震・首都直下地震の懸念が高まる中、災害時の対応および帰宅困難者対策の具体的な取り組みが重要となっている。また、帰宅困難者対策など災害時の具体的な対応を検討する必要がある。
そこで本年度は、企業だけでなく管理組合など「施設」に関係する組織における「防災備蓄」「具体的な対応」に関する検討をメインテーマとして取り組む。
また、昨年に引き続きメーカーの事業所見学や「訓練・演習」の模擬体験を行い実務上の課題等について検討する。
 

2024年度のテーマと活動内容 【活動報告】

メインテーマ

「Afterコロナにおける本部訓練」

活動実績

月一回の月例会をweb・リアル・企業見学として実施した。
本格的な「Afterコロナ」を迎え、リアル開催も可能となったことから模擬演習や企業訪問に取り組んだ。

◆zoomを利用したweb情報交換を実施した
 ・江戸期の伊賀における災害対応
 ・阪神淡路大震災等の過去災害の状況
 ・南海トラフ巨大地震の新想定について
◆JFMA会議室を利用しリアル演習を実施した
 ・FacilityDIG模擬演習(4/8)
 ・災対本部模擬演習(7/22)
 ・自衛消防隊模擬訓練(12/4)
◆「秋の18講座」「フォーラム」にてリスク関連セミナー発表
◆会員企業見学を実施した。
 ・竹中工務店・研究所視察(6/13)
 ・ぶんぶく工場見学(9/6)
 

研究成果 他

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM初心者向け秋の18講座・FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他