【講 師】 (株)オフィスビルディング研究所 本田 広昭 氏
三幸エステート(株) 今関 豊和 氏
【概 要】
・賃貸オフィス市場の動向と展望
・首都圏主要ビルの募集賃料と募集面積の変化
・Topic「オフィスビル改革〜究極の自由度と持続可能性の実現は可能か?〜」
東京都心部では空室率に下げ止まりの動き、賃料には天井感の兆しが出始めており、2018年以降はオフィスの大量供給も予想されています。東京都心部オフィスマーケットの現状に加えて、2020年に向けたオフィス市況の行方を分かりやすく解説します。
JFMAウィークリーセミナー新春恒例のオフィスマーケットに関するセミナーです。
【テーマ】「障害者差別解消法施行1年 企業が対処すべきこと」
「UDレビューでアクセシビリティ・ユーザビリティを改善する」
【講 師】 (株)バリアフリーカンパニー 代表取締役 中澤 信 氏
JFMAユニバーサルデザイン研究部会/日本郵政(株) 似内 志朗 氏
【概 要】
障害者差別解消法が昨年4月に施行され、間もなく1年を迎えます。
法が求める「合理的配慮」の具体的事例、訴訟リスク、米国におけるADA法(障害を持つアメリカ人法)による先行事例などを紹介します。
併せて、計画時・運用時における施設のアクセシビリティ・ユーザビリティを改善するための有効な手法であるUDレビュー(ユニバーサルデザイン・レビュー)について紹介します。
【テーマ】「伝統的施設管理から戦略的施設管理へ」−実施可能な公共施設マネジメント計画―
【講 師】 エフエムエンジニアリング株式会社 FM研究会 角田善三郎
エフエムエンジニアリング株式会社 FM研究会 内海仁
【概 要】
施設の管理手法には、従来の「伝統的施設管理」とLCCやFMを取り入れた「戦略的施設管理」があります。
現在の施設管理には、建設当初からライフサイクルコストを考慮し、施設を経営資源として捉え、経営方針に沿って、「伝統的施設管理」のデータを分析・整理して施設の実態を把握し、そのデータを基に「戦略的施設管理」することが求められています。
今回は、現場の技術者として実際経験した業務に基づいた公共施設マネジメント計画の策定手法について事例を交えながらご紹介します。
【講 師】 JFMA専務理事 成田 一郎
【概 要】
日本ファシリティマネジメント大賞(JFMA賞)は、今年で12回目を迎える。
年々、民間・公共問わず、FMの進展、広がりを感じるものが多い。
FMがワークプレイス中心からインフラも巻き込み、街づくりへと広がっている。
一方、単一の移転プロジェクト等を実施すると、FMを実践していると短絡的に考えている例もある。
マネジメントとは目標を持ち、PDCAを回すことである。
FMを実践するツボは、まさにJFMA賞の応募のツボである。
今回のセミナーは、FMとJFMA賞のツボを知り、さらに、過去のJFMA賞受賞事例から
様々なFMの有効性を学ぶ絶好の機会である。JFMA賞応募を考えている方はもちろん、
FMの基本を知ろうという方には必見のセミナー。ふるってご参加ください。
【講 師】
第一部:一般社団法人 リーガル・リスクマネジメント研究機構 代表理事 森 健
第二部:構造計画研究所 新領域企画マーケティング部 児玉 徹也
【概 要】
近年、日本は地震活動期に入ったと言われています。各地で地震リスクが高まる中、2011年に発生した東日本大震災や昨年4月に発生した熊本地震ではサプライチェーンの核となる工場・製造拠点が被災したことで、関連する製品の供給がストップしたことも話題になりました。
このことから各企業は自社のBCPの実効性について、あらためて「再点検」を求められています。
本セミナーでは、防災・危機管理の専門家がBCP再構築のためのポイントや実践的ノウハウ、地震の被害評価の考え方について分かり易く解説致します。
ぜひともご参加を賜り、今後の取り組みにご活用いただければ幸いです。
【見学会】 株式会社 フジクラ本社 見学会
【概 要】
第11回JFMA賞 優秀FM賞受賞 「FMによる健康経営の実現」〜FHABを中心として〜
株式会社フジクラの健康経営と連携したFMを2011年から継続している事例。
経営者は社員の健康増進・疾病予防を経営課題と捉え、中期経営計画に盛り込んでおり、健康経営との連携では社員の健康づくりを促進する場とそれを生み出す活動をFMと位置づけている。
健康経営の数値化、見える化に意欲的で、先進的な試みであり、スタンディングデスクも導入している。
健康づくりに加えて、働きやすさ、生産性向上も掲げており、健康経営を推進しながら他のFM課題への取り組みに発展が期待されることが評価された事例です。
現場の見学とその内容をご紹介頂きます。
【集合日時】5月24日(水)15:00〜17:00(集合時間 14:50 厳守 願います)
【集合場所】株式会社フジクラ 本社(東京都江東区木場1−5−1)地下鉄東西線「木場」駅下車徒歩5分程度
※ JFMA会員限定 先着順20名(1社1名でお願いします) ** 必ず事前申込をお願いします **
※ 参加費 2,000円は、見学会当日に請求書をお渡ししますので、後日お振込ください。
【テーマ】 第11回JFMA賞 技術賞受賞
「輻射空調による快適性と省エネの両立ができるワークプレイスの実現」
【講 師】 (株)トヨックス 環境空間事業部 岩田 博樹 氏
【概 要】
近年、快適性と省エネ性の両立ができる冷暖房方式として、日本でも徐々に輻射方式の採用が進み、現在、病院、大学校舎、オフィス等84件の実績がある。特に水を熱媒とした天井輻射パネル方式は、従来の対流型空調のドラフト感のある冷温風による冷暖房とは全く違い、人体に対して輻射パネルで直接的、または間接的に熱交換することで、ストレスの少ない中立的な冷暖房の環境を提供することが可能となる。
同方式はヨーロッパを中心に普及し、日本では高温多湿気候による結露の問題や暖房能力の問題などがあったが、除湿技術の向上や照明のLED化、OA機器の省エネ化が進んだことや、建築外皮の高断熱・遮熱化および高気密化も図られるようになり輻射空調方式が適用できる状況が整い、省エネ、LCC削減、健康経営志向の経営環境の中でのワークプレイス計画にFMの狙いを実現する空調技術の一つといえる。
今回、JFMA賞技術賞を受賞された株式会社トヨックスの輻射空調開発の経緯、輻射空調のメリット、導入事例、特長だけでなく、業界動向も合わせてご紹介頂きます。
※ このセミナーは満員御礼につき、申込受付を終了しました。たくさんの参加申込みありがとうございました。
【見学会】 コニカミノルタ 株式会社 研究開発棟 見学会
【概 要】
第11回JFMA賞 優秀FM賞受賞 「FMによる価値創造を目指した研究開発棟(SKT棟)の構築」
コニカミノルタ株式会社の研究開発棟のワークプレイス改革にFMを取り入れた事例。
同社の日本での事業が研究開発中心にシフトしており、その拠点づくりとして研究開発棟が位置づけられている。計画開始した2013年からFM組織体制整備が整い、2014年竣工した研究開発棟ほか数か所のワークプレイス改革を実施。
経営戦略と直結したワークプレイス改革、経営企画担当がFMの重要性に気付き、自らFM組織を立ち上げ統括マネジメント体制を築いたことが評価された事例です。
現場の見学とその内容をご紹介頂きます。
【集合日時】6月14日(水)14:00〜16:00
【集合場所・時間】
集合場所:JR中央線「豊田」駅北口 北上して右側「多摩信用金庫(豊田北口支店)前」に集合してください
(参考:中央線(中央特快 高尾行)東京駅12:29発 → 新宿12:44発 → 豊田13:15着)
集合時間:13:25 厳守でお願いします
(13:37発のコニカミノルタ様専用バスに乗車して現地に向かいます(乗車時間約10分))
※もしやむを得ず遅れた場合は、タクシー等で現地にお越しください
コニカミノルタ株式会社(東京サイト八王子):東京都八王子市石川町2970
※帰りは、現地16:25のバスに乗車して豊田駅にて流れ解散となります(16:35予定)
※ JFMA会員限定 先着順20名(1社1名でお願いします) ** 必ず事前申込をお願いします **
※ 参加費 2,000円は、見学会当日に請求書をお渡ししますので、後日お振込ください。
【テーマ】 第11回JFMA賞 優秀FM賞受賞
「文化財として保存した庁舎の活用とFMサイクルの浸透」
【講 師】 愛媛県 鬼北町役場 総務財政課長補佐兼管財係長 善家 直邦 氏
【概 要】
愛媛県南西部にある高齢化率約43%の人口1万人強の町役場がFMに取り組んでいる事例。
庁舎の建替えを検討していた鬼北町は1958年に竣工した町役場を登録有形文化財として活用することを決定し、建替え費用と比較して安価での改修を実現したほか、併せて、職員の意識改革、窓口ワンストップサービス等のワークプレイス改革、紙書類の削減等も進め、今や町おこしの拠点となっている庁舎再生への取り組みについてご紹介いただく。
鬼北町では、庁舎改修に留まらず、廃校校舎の活用として企業誘致、JR・バス施設を歯科医院への転用、旧法務局をケーブルTV局への転用等官民を問わず、既存施設の有効活用を積極的に行っている点も高評価を受けた事例です。
行政機関の事例ではありますが、民間企業にも参考となるヒントがあると思われますので、この機会に是非ご参加下さい。
【講 師】 株式会社ウフル IoTイノベーションセンター 松浦 真弓 氏
【概 要】
様々な産業分野で日々新しい取り組みが行われているAIやIoTといった最新テクノロジー。
これらは、時には産業構造そのものを大きく変えるダイナミックなエネルギーとなり、現在の産業界を牽引しています。
私たちが、日々働くオフィスにも最新のテクノロジーによる、ワークスタイル変革の大きな可能性を秘めています。
本セミナーでは「働き方改革」をテーマにIoT環境を整備し、ムリ・ムラ・ムダ・コミュニケーションの可視化実証実験から見えた課題と成果のご紹介とIoTを活用した行動やコミュニケーションの可視化とそれがもたらす業務改革のプロセスをご紹介します。
【見学会】 株式会社 NTTファシリティーズ 新大橋ビル 見学会
【概 要】
第11回JFMA賞 優秀FM賞受賞 「ICTを利用した“Smart&Safety”なFMの実践」
”Smart&Safety=持続可能な社会”の実現に向けて、インハウスファシリティマネジャーによるICTを活用した遠隔運営の事例です。建築設計・施工段階からファシリティマネジャーが参画し、2014年竣工以降も継続してPDCAサイクルを実践しています。
(1)オーナー・テナントの視点 (2)建物・設備の視点 (3)ビル運営(現場)の視点を考え、BIM、BEMS等適したICTを活用しています。
ICTを活用し継続的に得られた定量データからオーナー・テナントニーズを把握し、快適な執務環境、ファシリティコスト低減を実現しています。また、建物データから問題点を抽出分析し、PDCAサイクルを継続することで、長期に使用可能な安心安全なビルとしています。ICTを用いた遠隔運営による効率化で、将来減少すると予測される建築・FM技術者の有効活用を図っています。
建物見学とFM実践内容についてのご紹介頂きます。
【集合日時】7月12日(水)14:00〜16:00
【集合場所・時間】《会場が変更になりました》
株式会社NTTファシリティーズ 新大橋ビル 13:50(時間厳守願います)
東京都江東区新大橋1-1-8 1階エントランス
都営新宿線・都営大江戸線森下駅A1出口 徒歩約5分
※ JFMA会員限定 先着順20名(1社1名でお願いします) ** 必ず事前申込をお願いします **
※ 参加費 2,000円は、見学会当日に請求書をお渡ししますので、後日お振込ください。
【講 師】 JFMA ISO推進室長 川村 正夫
【概 要】
ISO(国際標準化機構)では2012年11月からファシリティマネジメントの国際規格づくりが開始され、JFMAでは当初よりJISC(日本工業標準調査会)のご指導の下ISOの活動に参加しており、この度2017年4月、FMで初めてとなる国際規格、ISO41011とISO41012が発行されました。
ISO41011はISO41000シリーズの基本となる用語集であり、ISO41012はファシリティサービスの調達のプロセスをガイダンスとして示したものであり、更に2018年には認証規格であるFMのマネジメント規格ISO41001が発行予定です。
本セミナーでは、ファシリティマネジメントのISOに関して全体を概観したうえで、ISO41011、ISO41012についての内容を説明します。
特にISO41012では、ファシリティサービスの調達に関して、6段階のプロセスフローを提示するとともに、SLA(サービス水準合意書)の採用が定められていることから、サービス水準を基に発注する「性能発注」についても説明します。
新規格のISO内容についてわかりやすく説明致しますので、ご参加下さい。
地球温暖化による深刻かつ様々な被害を抑止しようとする「気候変動条約締結国会議・パリ協定」の発効や、環境快適性の確保とエネルギーコストの最適バランス追及(→コンプライアンス、CSR等の対応)等に関する現状及び今後のトレンド、支援制度、対応手法、事例等を2回にわたり開催致します。
【第1回目】民間会社としての動向や事例をご紹介します
【講 師】
・「悪しき事例を参考にしての省コスト手法を学ぶ」
緑川 道正 氏(東京都地球温暖化防止活動推進センター)
・「イオンのエネルギー戦略」
上田 奈穂子 氏(イオン株式会社)
・「省エネルギー推進への心理的・組織的アプローチ」
木村 宰 氏(一般財団法人電力中央研究所)
※ 講演内容および講演者が変更となる場合がありますことをご承知おきください
※ 「地球温暖化防止、省エネ・省コストの現状と今後(全2回)」のセミナーは、2回共に【無 料】となります
地球温暖化による深刻かつ様々な被害を抑止しようとする「気候変動条約締結国会議・パリ協定」の発効や、環境快適性の確保とエネルギーコストの最適バランス追及(→コンプライアンス、CSR等の対応)等に関する現状及び今後のトレンド、支援制度、対応手法、事例等を2回にわたり開催致します。
【第2回目】行政サイドとしての動向と制度についてご紹介します
【講 師】
・「省エネ施策の動向について」
小林 護 氏(経済産業省関東経済産業局資源エネルギー環境部省エネルギー対策課)
・「FM&環境政策の実践 〜エコダイラにおける現場の取組〜」
飯島 健一 氏(小平市企画政策部行政経営課)
・「世界一の環境先進都市を目指す東京都の地球温暖化対策 〜中小規模事業所に対する施策と支援事業〜」
東京都環境局 地球環境エネルギー部
※ 講演内容および講演者が変更となる場合がありますことをご承知おきください
※ 「地球温暖化防止、省エネ・省コストの現状と今後(全2回)」のセミナーは、2回共に【無 料】となります
【テーマ】【FMで活用するICTシステム】2017年7月7日出版 内容紹介セミナー(1)
【概 要】
建物の企画から維持メンテナンスまで、FMの業務のポイント毎に活用するICTシステムを具体的に解説している本が、JFMAより出版されました。秋の夜学校では、2回連続で、10名の執筆者から、各々の章で解説しているICTシステムのポイントの説明、および可能な章では、実際のソフトウェアの実演も行います。
尚、当セミナー受講者は、特別価格での「本」の購入も可能になります。購入をお考えの皆様には、とっておきのセミナーとなりますので、是非受講をご検討ください。また、既に、ご購入の読者様には、実際のソフトウェアの活用が確認できます。質疑コーナーの時間もありますので、執筆者に質問をし直接回答を貰うことも可能です。
【内 容】
・政府で公開しているGISシステム
天神 良久 氏(コンピュータ活用研究部会部会長/株式会社ケー・デー・シー)
・地方公共団体におけるICTを活用した「ファシリティマネジメントと新地方公会計との連携」
阿部 順一 氏(株式会社オーイーシー)
・オフィスサーベイシステムの考え方とロジック
森本 卓雄 氏(有限会社アルファ・アソシエイツ)
・建物竣工時に作成する長期修繕計画
白岩 和弘 氏(ケーアンドイー株式会社)
・DBシステムを利用した長期修繕計画
丸田 陸 氏(株式会社FMシステム)
・建物維持管理業務におけるICTの活用
秋山 克己 氏(日本メックス株式会社)
※ 参加者に限り、当日書籍「FMで活用するICTシステム」を特別価格3,000円(税込)にて販売いたします。
【テーマ】【FMで活用するICTシステム】2017年7月7日出版 内容紹介セミナー(2)
【概 要】
建物の企画から維持メンテナンスまで、FMの業務のポイント毎に活用するICTシステムを具体的に解説している本が、JFMAより出版されました。秋の夜学校では、2回連続で、10名の執筆者から、各々の章で解説しているICTシステムのポイントの説明、および可能な章では、実際のソフトウェアの実演も行います。
尚、当セミナー受講者は、特別価格での「本」の購入も可能になります。購入をお考えの皆様には、とっておきのセミナーとなりますので、是非受講をご検討ください。また、既に、ご購入の読者様には、実際のソフトウェアの活用が確認できます。質疑コーナーの時間もありますので、執筆者に質問をし直接回答を貰うことも可能です。
【内 容】
・建物台帳・図面管理システム
木村 圭介 氏(株式会社FMシステム)
・屋内3D地図の簡易生成手法と空間情報の利活用
井野 昭夫 氏(株式会社構造計画研究所)
・建物保全とデータベース
小木曽 清則 氏(日本メックス株式会社)
・建物保全コールセンターシステム
木村 圭介 氏(株式会社FMシステム)
・アセットマネージメントと不動産管理クラウド
大田 武 氏(プロパティデータバンク株式会社)
※ 参加者に限り、当日書籍「FMで活用するICTシステム」を特別価格3,000円(税込)にて販売いたします。
【テーマ】
「公共施設等総合管理計画」策定内容から見た計画の考察及び、公共施設最適化事業計画事例と民間主導型の街づくり推進事例の紹介
【講演者】 安蘇 秀徳 氏(公共施設FM研究部会部会長/東京美装興業株式会社)
【概 要】
本年3月に策定された「公共施設等総合管理計画」の内容を見ると、公共施設の削減に主眼を置いた長寿命化計画と、施設の総量削減計画を主とした計画の2つのタイプがあり、各自治体の事例、民間主導型の事例を見ると、今後地域開発においてPPP・エリアマネジメント・FMへの展開が始まっており、今後の地域の街づくり・エリアマネジメントへの発展が期待される。
これらの計画内容を見ると、(1)管理運動の効率化 (2)施設の長寿命化 (3)施設の用途変更 (4)民間への活用 (5)跡地の活用 (6)複合化 (7)集約化 (8)分散化が検討・計画されており、これらを実行するにあたっての課題等について、整理してみた。
具体的には、石川県七尾市、山口県下関市の総合管理計画に基づき、公共施設の最適化事業の事例の概要について、また北九州市小倉魚町における古いアーケード街を民間主導型によりリノベーションした街づくりに関し、地域の活性化、エリアマネジメント・ファシリティマネジメント活動について紹介する。
【テーマ】「オフィスのトイレを語ろう」
【講演者】 野瀬 かおり 氏(品質評価手法研究部会部会長/ファシリティマネジメント総合研究所)
【概 要】
誰もが毎日必ず利用するトイレ。あなたのオフィスのトイレにお困りごとはありませんか? 用を足すほかに、歯磨き、身だしなみを整えるなどさまざまに利用されているトイレですが、その他にも最近出てきた思わぬ利用方法やトラブルがあります。女性の社会進出に伴ってブースの個数が足りなくなったという課題、性的マイノリティの方々の深刻な悩みもあります。一方で進化が著しいトイレの機能。オフィスのユーザーはいったいどこまで求めているのでしょうか。
当部会では、今年、オフィスビルのトイレについて考えています。これまでに集めたお困り事例等についてご紹介し、みなさまと一緒に今、オフィスビルのトイレが抱えている課題について話し合ってみたいと思います。
※ 満員御礼につき申し込みを終了しました。たくさんの申込みありがとうございました。
【テーマ】「BIMはFMの強い味方」
【講演者】 猪里 孝司 氏(BIM・FM研究部会部会長/大成建設株式会社)
【概 要】
BIM(Building Information Modeling)はFMの強い味方です。BIMは建物を作るためのものだと誤解している人が数多くいるのは残念なことです。BIMはFMが必要とするさまざまな情報を提供できます。部屋の面積や仕様などの情報、設備機器や配管に関する情報などです。
秋の夜学校では、BIMがどのような情報を提供できるか、その情報がFMでどのように活用できるか、そのためにはファシリティマネジャーが何をすべきかをお話しします。
BIM・FM研究部会では、2015年4月に「ファシリティマネジャーのためのBIM活用ガイドブック」を発行しました。FMとBIMとの関係、FMでBIMを活用することのメリットや可能性を、国内外の事例とともに解説しています。ファシリティマネジャーにとってのBIM入門書です。現在は、より具体的な「BIM活用ガイドライン」を作成中です。夜学校ではその一端もご紹介します。
【テーマ】「健康経営を支える場の力」
【講演者】 似内 志朗 氏(ユニバーサルデザイン研究部会部会長/日本郵政株式会社)
【概 要】
社会の大きな流れとしてクローズアップされてきた健康経営を、政策の方向性、企業事例、WBS(Well Building Standard)の動向などについて情報収集してきた。これまでの健康経営であまり語られてこなかった人や社会の視点の取り込み、場の力、人間要因や環境要因との構造的な関連性について、健康経営タスクチームの活動と一体に、議論を行ってきた。それらをまとめると以下の内容になるが、セミナーで紹介したい。
(1) 社員の健康への投資の投資対効果のエビデンスが明らかになりつつある。企業のメリットの大きさが認知されはじめている。
(2) 「人」と「場」の良い相互関係が、心身の健康、生産性向上、創造性発揮につながる。
(3) 健康経営の視点は、ABWなど、ワークスタイルを変えるきっかけとなりうる。
(4) 政府の働き方改革が、健康経営推進の後押しをしている。
(5) 健康経営は社会への好影響(社会的共通資本の増大等)が期待される。
(6) 「経営」視点に加え、「ヒト」主体のウェルビーイングの視点、社会の視点が不可避と思われる。
(7) 近年の企業の非財務情報(ESG情報)に対する投資家の関心の高まり等を踏まえると、わかりやすい健康経営のアウトカム指標(KPI)の必要性が高まる。
(8) ウェル認証(Well Building Standard) が、グローバルに認知されはじめており、建物・ワークプレイスの評価基準として定着すると思われる。
(9) WELLとLEED認証のように次世代ビル要件として「健康」と「環境」がセットとして求められる傾向。
【テーマ】『人間の創造性を発揮させるワークプレイス』
“生命体”としてのオフィス構築と可視化への挑戦 「幸福度」を座標軸に置いた「場」 創り
【講演者】 岡田大士郎 氏(人と場へのFM投資価値研究部会部会長
/一般社団法人ファシリティ・オフィスサービス・コンソーシアム副代表理事)
【概 要】
人間の感性や行動、更にはウェルビーングに焦点をあてたFM投資の在り方を提言させていただきながら、知識創造活動を支える「場」への投資意義とその投資効果を可視化する試みについてお話いたします。
【テーマ】「もうパッチワーク仕事はこりごり!日常業務→プロジェクト化事例のご紹介」
【講演者】
・吉井 隆 氏(FMプロジェクトマネジメント研究部会部会長/西日本電信電話株式会社)
・岡田 明浩 氏(部会員/株式会社竹中工務店)
・黒田 綾子 氏(部会員/ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社)
・長坂 将光 氏(部会員/グラクソ・スミスクライン株式会社)
・穂積 義剛 氏(部会員/株式会社内田洋行)
【概 要】
多くのファシリティマネジャーは、日常業務の中でパッチワーク仕事に追われ、やっつけ仕事に日々、疑問をいただいています。当講座では、パッチワークの連続から脱却する方法を紹介します。
また、当日はオープンヘルプデスクを開催し、インハウスファシリティマネジャーとサービスプロバイダーに気軽に悩みを相談でき、同じ悩みを抱えるファシリティマネジャーの横の繋がりが出来るきっかけとなります。
【テーマ】「道路維持管理の日米比較」
【講演者】 渡邉 大介 氏(株式会社ガイアート本社 道路維持戦略室課長)
【概 要】
「崩壊するアメリカ」として1980年代にはすでにインフラメンテナンスの重要性が叫ばれたアメリカ。道路保有距離は世界一、車社会であるこの国は1つの州が1つの国と言って良いほどの大きな権限を持っており、道路構造に関する法律や交通ルールまでも州ごとに違っている。国土が広いため北部と南部では気候が全く異なり、雪が降ると降らないとでは道路維持管理の方法も変えることが合理的であり日本のようにすべて北海道も沖縄もすべて同じ法律で道路を管理しようとすることに疑問を感じるほどである。アメリカでは舗装の小穴(ポットホール)を埋めること一つとっても連邦道路局が戦略的に取り組んでおり、温暖な時期と寒冷な時期では穴の埋め方を変えるべしと断言している。このように、発想も管理方法も全く違うインフラ先進国と日本とを比較するとともに、アメリカで「感じた」最新状況をリポートする。
【テーマ】「病院の現場から ―FM手法を使ってみたら―」
【講演者】 森 佐絵 氏(ヘルスケアFM研究部会/多摩医療PFI株式会社)
【概 要】
病院には様々な人が集まります。患者、家族、医療職、専門職、事務職、委託職員、パート従業員、協力業者。病院は彼らの生活の場であり仕事の場であり、ひとつの社会を形成し、24時間365日待ったなしの医療サービスが提供されています。複雑で特殊に思われがちな施設ですが、実はFMが馴染みやすい施設であるとも言えます。
病院の現場で何がおこっているか、どう情報を集め、どう解決しているか、インハウスのファシリティーマネジャーの関わり方や実践内容を以下の事例から紹介し、なぜFMが馴染みやすいのか考えていきます。
・FMの対象領域を施設・情報・運営・診療医器材・経営環境という5つに分類してみる
・従業員専用のコールセンター:あらゆる問合せを受け、解決に繋げるワンストップサービスと対応記録の活用
・自律的で全体最適な改善を図るためのインフラと運用方法
医療職が本来業務に傾注できる環境と、利用者が快適に過ごせる環境づくりのためにFMが寄与できる課題はたくさんあります。秋の夜学校でご自身が関われる課題を見つけていただければと思います。
【テーマ】「大学の施設管理における「大学のFM財務評価 〜ファシリティコスト評価を中心に〜」」
【講演者】 一箭 憲作 氏(キャンパスFM研究部会/コクヨマーケティング株式会社)
【概 要】
少子化などの大学を取り巻く環境の変化は、大学の経営に大きな影響を及ぼしつつあり、戦略経営の重要性、経営戦略と連動したFM戦略は必須の状況になってきています。
しかしながら、FM戦略立案におけるFM財務分析・評価は必須事項でありながら、現状の施設部などの大学のFM担当部門では苦手な大学が多いと聞きます。
一般企業とは違い、学校法人会計基準という特殊な会計制度の中で、FMの財務評価について正面から向き合い、それぞれの法人の予算・決算の会議や事業計画書/計画書・更には、自己点検評価報告書を見聞きする際に如何に実務に直結する業務内容であるかを確認し、莫大な資金を必要とする施設整備に対して経営視点で経営陣に説明、FM部門の立場から経営にさらに貢献していくためにもFM財務評価の知識が必要です。
今回は、FM財務評価の中でも日常的なファシリティコストの管理に必要な、ファシリティコスト評価を中心に講義を進めます。
JFMA「秋の夜学校」キャンパスFM研究部会セミナーで理解を深めて頂ければ幸いです。
【テーマ】「環境建築〜サステナブル都市の評価・認証」
【講演者】 塚田 敏彦 氏(エネルギー環境保全マネジメント研究部会/株式会社NTTファシリティーズ総研)
【概 要】
2017年は環境と開発の共存を主旨とした「サステナブルディベロプメント」が国連で提起されてからちょうど30年目になります。
これまでサステナビリティに関して多くの議論が展開され、建築の環境性能や都市のサステナビリティに関しても、評価指標の開発・運用が世界的に活発になっています。建築分野における環境性能評価の動きは1990年代より始まり、各国で多くの指標が開発・運用され、対象が街区や都市スケールに発展しています。現在はエネルギー・健康・ウォーカビリティなど個別テーマの指標も出てきています。建築分野からの発展系とは別に、都市ランキングという形に代表される都市評価の系譜もあり評価指標は多様です。
現在、世界の都市居住者は人口の50%を超えていますが、2050年には70%になると予想され、都市の規模と国の豊かさで分類される各都市には様々な課題があります。建築や都市の評価指標は都市の課題解決のツールとなるでしょうか。建築〜都市の評価指標の概観と最新状況を紹介します。
【テーマ】「ファシリティマネジャーのためのFM戦略の立て方(入門編)」
【講演者】 藤 眞澄 氏(FM戦略企画研究部会部会長/株式会社NTTファシリティーズFMアシスト)
【概 要】
「総解説・ファシリティマネジメント」(JFMA)の内容をベースに、初心者向けにFMの全体像とFM戦略に関する概要およびその立案のポイントを中心に事例紹介も交えて、次の項目について解説します。
1)ファシリティマネジメントの全体概要
2)ファシリティマネジメントの体系とFM戦略の位置付け
3)FM戦略の立て方のポイント
・経営戦略への対応、FM戦略目標とその実現のためのFM施策・計画
4)経営戦略とFM戦略の事例紹介
・効率経営とFM戦略(中長期建物整備計画)
・環境経営とFM戦略(環境負荷低減と事業貢献、環境不動産と環境認証)
・知識経営、健康経営とFM戦略(ワークプレイス戦略)
・リスクマネジメントとFM戦略
【テーマ】「FM財務評価と企業財務の基本」
【講演者】 松成 和夫 氏(FM財務評価手法研究部会部会長)
【概 要】
現在編集作業中のFMの新教科書では、FMの財務評価についても、更新される。その内容にも触れながら、初級者向けに、基本となる内容に絞って話す予定である。主な内容は、以下を予定している。
@企業財務とFMとの関係。損益計算書、貸借対照表とFM財務評価の関係
A経費の支出とファシリティコスト評価
B資本的支出と施設資産評価
Cキャッシュフローと施設投資評価、
DLCC関連の残存不具合額による計画的な保全費用の目標管理
【テーマ】「FMにおけるリスクマネジメント −災害対応と事業継続の取り組み−」
【講演者】 上倉 秀之 氏(リスクマネジメント研究部会部会長/株式会社セノン)
【概 要】
近年、地震や風水害、停電、事件、事故などファシリティを取り巻くリスクが顕在化した際の迅速・的確な対応が重要を増しています。
また、他国からの武力行使や新興感染症などのリスク、あるいは加速度的な技術革新と経済環境や働き方改革などFMを取り巻くリスクは近年大きく変化しています。
そこで本セミナーでは、ファシリティマネジャーが取り組むリスクマネジメントの基本的な事項の確認と、リスク顕在化の例として災害時の対応や事業継続に関する取り組みを紹介し、「FMにおけるリスクマネジメント」の基礎を理解していただくとともに、訓練手法の紹介を行いファシリティマネジャーが訓練企画・進行役を務める場合の留意点等を身に着けていただきます。
【テーマ】「ファシリティマネジャーのための運営維持入門」その2
【講演者】 吉P 茂 氏(運営維持手法研究部会部会長/JPビルマネジメント株式会社)
【概 要】
プロのファシリティマネージャーを目指して仕事を始めたけれど、いつ何をどの様にしたら良いのか迷い悩んでいるあなたへ、運営維持手法研究部会から取組みの『きっかけづくり』を提供します。
昨年は修繕計画をテーマにお話ししましたが、今年は昨年のおさらいと建物の「安全・安心」をテーマにお話しします。
ファシリティマネジメントの原点でもある運営維持とは何か、ファシリティマネージャーに必要な資質(視点や業務のポイント)等について、参加者の皆さんと一緒に考え、この機会に運営維持について理解を深めて頂ければと思っています。
部会の活動方針と基本テーマは「『納得感のもてる最良の運営維持』を目指して」施設を利用するすべての人々の視点に立ったファシリティ運営維持の品質に関する検討を行っています。