ウィークリーセミナー開催記録 −2012年−

[WS0394] 2012/01/11 首都圏オフィス需要動向及び緊急節電後のオフィス照明について

講師:株式会社オフィスビル総合研究所 代表取取締役 本田 広昭 氏

震災を経て、オフィス需要にも変動があり、主に、首都圏のオフィスの需給動向や、節電が求められるなか、オフィス照明のあるべき姿について講演を致します。

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0395] 2012/01/25 施設資産のグローバル連結マネジメントに向けて

講師:プロコード・コンサルティング 代表 松成 和夫 氏

東日本大震災、タイの洪水、国際会計基準への移行など、企業の経営環境は激変しています。
日本企業では、財務ガバナンスの視点からも、BCPの視点からも、グローバルな拠点を含む適切な連結のファシリティマネジメントが求められています。
本セミナーでは、企業が保有・使用する施設資産のグローバル連結マネジメントについて、その必要性、日本企業と海外企業とのガバナンスの違い、グローバル連結の施設資産マネジメントに向けたFM戦略などについて講演を致します。

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0396] 2012/03/07 現場・現実の事業継続マネジメント 〜危機の時代を乗り越える組織能力強化

講師:株式会社富士通総研 BCM事業部 古本 勉 氏

富士通では、2004年から重要業務の継続に起点を置いた事業継続マネジメント(BCM)の活動を強化、専門組織※を立ち上げ危機管理能力の向上を継続してきた。
昨年3月の東日本大震災では、富士通グループ全体で50以上の拠点が被災し、機能停止に陥った。 策定済のBCP(事業継続計画)に基づき効果的な対応を取った結果として、早期の再開を果たした製品やサービスもあった。
BCP策定は、単なる災害対策でなく、経営革新の視点で捉えることで、非常時の事業継続性強化のみならず、経営活動そのものの高度化、効率化、体質強化に繋げることができる。
当セミナーでは、東日本大震災によるビジネス被害と各企業の対応状況を踏まえ、今後の事業継続の目指すべき姿や方向性、企業における危機管理および情報システムのあり方について、富士通における実践例を交えながら講演を行なう。
(※株式会社 富士通総研 BCM事業部)

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0397] 2012/03/14 3.11より1年 〜教育施設の再開運営から考えること

講師:東京電機大学情報環境学部 准教授 伊藤 俊介 氏

東日本大震災では、津波被災地域と原発事故からの避難区域で、多くの学校がいわゆる「間借り」再開を余儀なくされている。これらの事例では様々な困難の中で教室確保・学校運営を行っており、災害時だけでなく平常の施設計画・運営についても学ぶところは多い。
本セミナーでは、他校への間借り、体育館の教室使用、原発避難区域における学校再開と施設運営の実態について現地調査をもとに報告する。

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0398] 2012/03/28 高齢者介護施設の被災とサバイバル 〜利用者の暮らしと命を守るために

講師:東北工業大学工学部建築学科 教授 石井 敏 氏

東日本大震災(3.11)では、人的・物的な被害の程度や状況の差はあるが、多数の高齢者介護施設が被災した。人の命と暮らしを守ることが使命の福祉施設がこれほどまで大きな被害を受けた現実はきわめて重い。各施設の高齢者や職員が直面したのは命がけのサバイバル。
その状況とそこから見えてくる課題、高齢者施設の今後に向けてのあり方や可能性について報告する。

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0399] 2012/04/11 経営の変化。ニューウェイオブワーク〜"感動的体験"を具現化するヨーロッパFM

講師:(株)ファシリテイメント研究所 代表取締役 マネージングダイレクタ― 熊谷 比斗史 氏
    インテル(株)コーポレートサービス・ジャパン/コリア マネージャー 大森 崇史 氏

東日本大震災は、改めて、人と人との絆の大切さありがたさを感じさせることとなりました。
この体験は、日本の経営に変化をもたらすのでしょうか? 欧米では、その2年前リーマンショックの後、経営に変化が表れています。「もっと社員を、そのチームを大切にしていこう」と。ソブリン危機問題の嵐が吹き荒れていると思いきや、欧州のオフィスでは、キーワードは「信頼」と「タレント(人財)」。
FM界では、これらを結びつけるキーワードとして"Experience(感動的体験)"という言葉が使われ始めています。この欧州FMの"Experience"への取り組みを、実際の日本の外資系企業での変化とともにご紹介します。当セミナーの参加者にとっても"Experience"となることを目指します。

【時間】18:00−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0400] 2012/05/23 <FMエピソードシリーズ-1>業者さんのためのFM−FMをビジネスにどう取り組むか−

(サプライヤーの方限定セミナー)

講師:公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 常務理事・事務局長 成田 一郎

FMの実践する場合、一般にサプライヤーの立場とユーザーの立場があります。サプライヤーは、ユーザーの立場になってFMを実践することが大切ですが、実際はいかがでしょうか。ユーザーの立場になるとはどのようなことか、FMを支援するとはどんな方法があるのか、サプライヤーにとってのFMをどのように考えればよいのか、その立ち位置から、基本的な考え方、取り組み方についての試論について講演します。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0401] 2012/06/06 <FMエピソードシリーズ-2>設計屋さんのためのFM−FM的設計方法を考える−

(設計関係の方限定セミナー)

講師:公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 常務理事・事務局長 成田 一郎

設計者にとってFMの知識は大変重要です。しかし、FMを勉強している設計者は一部の方にとどまっています。設計にFMの考えを取り入れていくとはどのようなことなのか、FM的設計方法といわれるものがあるのだろうか。そんな疑問への試論をお話しします。発注者はFMを勉強しています。発注者の気持が分からずして、良い設計ができるわけがありません。今後も設計者として生きていくなら、ぜひ、この機会にFMを勉強されることをおすすめします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0402] 2012/06/13 <FMエピソードシリーズ-3>発注者さんのためのFM−効果的な要求条件書の作り方−

(発注者の方限定セミナー)

講師:公益社団法人 日本ファシリティマネジメント協会 常務理事・事務局長 成田 一郎

建築を発注する際、その条件書によって成果は大きく変わります。発注者としてのファシリティマネジャーの役割は、いかに真のニーズを設計者に伝えるかです。それは詳細にソリューションを記述することではありません。コンセプトを明確にし、設計者に的確に伝え、モチベーションを上げて、プロジェクトを効果的に進めることです。そんな設計条件書を、物語(シナリオ)や詩(ポエム)で表現する方法があります。
シンプルですが、効果的な要求条件書の作り方をご紹介いたします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0403] 2012/07/11 東京都省エネ・エネルギーマネジメント推進方針〜節電の先のスマートエネルギー都市へ〜

講師:東京都環境局 環境政策部環境政策課 企画主査 古澤 康夫 氏

東京都では、今夏の電力需給見通しを踏まえ、今後継続的に取り組むべき「賢い節電」の取組方針に加え、スマートエネルギー都市の姿と、その実現を目指し都が推進する取組の方向性を取りまとめた省エネ・エネルギーマネジメント推進方針を策定しました。
本方針では、今夏以降の省エネ対策の基本となる「賢い節電」について、基本原則(3原則)や事業所向け、家庭向けの7か条の対策メニューを提示するなど、わかりやすく示しています。
また、この「賢い節電」を土台とし、低炭素、快適性、防災力の3つを同時に実現するスマートエネルギー都市を目指して、都が進めていく取組についても示しています。
本セミナーでは、現在、整備中の「省エネカルテ」を含め、当方針についての講演を行います。
(※本セミナーは参加費無料とし、更新ポイントの対象外とさせていただきます。)

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】無 料

 

[WS0404] 2012/07/25 テナントとWin-Winの関係を築く節電手法

講師:株式会社 昌平不動産総合研究所 取締役 清宮 仁 氏

テナント満足度を下げる恐れのある節電対策には限界があります。しかし、電力事情の悪化、料金値上げなど電力使用設備の省エネ化はビル経営に直結する課題でもあります。
そこで、省エネ(節電)対策商品として注目を集めるLED蛍光灯を導入し、併せて、テナント満足度も高めた事例紹介を通して、テナントの考え方と問題点、LED器具の選定理由、双方が納得できるスキーム創り、ケーススタディと提案書など、ビルオーナーの視点で実例に基づき解説します。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

 

[WS0405] 2012/09/12 電力をはじめとするエネルギーコストの問題

講師:一般社団法人 日本エネルギー経済研究所 主任研究員 松尾 雄司 氏

福島第一原子力発電所事故の後、原子力・火力・再生可能エネルギー等、各電源の発電コストについては政府の「コスト等検証委員会」によって 詳細な評価が行われた。
<本講演ではこの結果を踏まえ、電力の 発電コスト評価の最新の状況について解説するとともに、原油・天然ガス等、 一次エネルギー価格の動向と見通しについても概観を行い、電力及びその他のエネルギーコストの問題を考える際の論点について整理する。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0406] 2012/09/26 日本IBM 旧本社ビルの38年振り帰って

     〜FMの原点と原理原則、生きていた証の記述〜

講師:元日本IBM株式会社 認定FM'er 一級建築士 関 幸治 氏

1971年に当時の最新鋭ビルとして竣工した日本IBM旧本社ビル、本年12月に解体を完了してその生涯を終える。この間、本社ビルは企業ニーズや社会的変化に対応して的確な運営維持と戦略的な改修が展開され、常に時代の先端を行く最新鋭のオフィスビルであり続けてきた。
2010年9月に発行した『日本IBM本社ビル1971-2009:建築とファシリテイマネジメントライフタイム記録』は、その企画・設計から38年間の運用にわたる全貌を詳細なデータをもとに余すところなく伝えると同時に、建築の実現とファシリティマネジメントに心血を注ぎ知恵を絞ってきたFM関係者全員の活動の記録でもある。
当セミナーでは、本誌の中からオフィスレイアウト・イノベーション/FMコスト/省エネ活動などの変遷に焦点をあてて解説するとともにFM’erとしての役割について考える。
※記録概要は右URLご参照下さい。
  第5回JFMA賞資料より参照 http://www.jfma.or.jp/award/05/pdf/paneldata09.pdf

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0407] 2012/10/10 世界のFM最新事情〜欧州、米国、アジアそして日本的FMのゆくえ〜

※満員御礼につき、申込受付を終了いたしました。

講師:名古屋大学大学院環境学研究科施設計画推進室特任准教授 
    株式会社松岡総合研究所(MRI)代表取締役 松岡 利昌 氏

欧州のFM大会EuroFMやISO化を握るEN152212の動き、米国のワークプレイスの潮流を示すNeoconなどを報告します。また、中国やベトナム、インドなどアジアの動きも含め、欧米企業がアジアマーケットに向けて、戦略的に展開を始めています。いよいよ日本的FMがグローバル化の中で、その真価を問われる時が来ました。これまで、取組んできたFMのしくみ仕掛けは、果たして、海外で通用するのか。日本企業は今後FMにどう取組めば良いのかを示唆致します。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0408] 2012/10/24 幼稚園、小中学校の省エネルギー活動の支援と環境教育活動について

講師:オムロン株式会社 環境事業推進本部 ソリューション開発部 保田 勝啓 氏

現在、全国の学校施設では、エコ化に向けた太陽光パネルなどの省エネ機器導入と共に、低炭素・循環型社会の構築を目指す環境・エネルギー教育への積極的な活用が求められています。オムロンでは、平成18年に京都市立の幼稚園や小中高等学校 計283施設にエネルギーマネジメントシステムを導入し、学校施設における省エネ対策の計画と実行を支援してきました。また、これらの取り組みを環境教育に活用し、家庭や地域でも子供たちが自律的にCO2の削減に取り組むような学習指導要領に沿った環境教育コンテンツ・プログラムを提供することにより、低炭素・循環型社会を創造する人材の育成を支援しています。当セミナーでは、この省エネ支援活動と環境教育について講演致します。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0409] 2012/11/14 FMにおけるBIM活用の動向と展望

講師:株式会社NTTファシリティーズ 研究開発本部 アドバンストFM部門 主任研究員 松岡 辰郎 氏

現在建設業界では設計・建設の生産性向上の手段として、BIM(Building Information Modeling)が注目され、導入・活用が進んでいる。
また、近年では建築生産の場だけではなく、FMにおいても積極的にBIMを導入・活用する動きが出始めている。情報活用の観点から、現在のFMにおけるBIM活用の状況を確認し、今後の展望と課題について考える。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0410] 2012/11/22 清水建設新社屋 〜最高の環境性能ビルを目指して〜

※満員御礼につき、申込受付を終了いたしました。

   (講演と見学/1回目)  [募集 18名]

講師:清水建設株式会社 設計本部 業務施設設計部 副部長 大田 道広 氏

環境技術の粋を結集して建設を進めてきた超環境型オフィス「清水建設新本社」が今年5月に竣工、7月中に本社機能の移転を終え、8月より新本社として営業を開始しました。
新本社の建設にあたっては建物からの年間CО2の排出量を50%以上削減すること(2005年東  京都内ビル平均値比)を最大の目標にしました。さらに、省エネルギーと快適性を兼ね備えた災害に強い建物の実現をめざし、多数の最先端技術を新たに開発。それらを一つに融合することで、持続可能な社会の実現に貢献する“超環境型オフィス”を完成させました。
カーボンハーフビルとして計画された新本社は、建物環境性能評価CASBEEの審査で過去最高のポイントを記録しており、国内最高の環境性能を備えたビルとして、優れた環境性能が認められております。更に、米国グリーンビルディング協会(USGBC)の建物環境性能評価LEED新築版においてもゴールド認証を取得し、日本国内の新築オフィスビルでLEED認証を取得した初めてのビルとなっています。
環境性能のほかに“ものづくりのプロセスをかたちに”“新しいコミュニケーションオフィス”というテーマについても説明します。
  ※集合場所:東京都中央区京橋二丁目16番1号 清水建設本社 現地集合

【時間】15:00−17:00【場所】清水建設本社 (現地集合) 【参加費】無 料

[WS0411] 2012/12/12 ファシリティマネジメント標準化の動向(ISO化など)

講師:公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会 専務理事 池田 芳樹

ファシリティマネジメントの標準作りが進み始めています。ヨーロッパには、すでに精緻なファシリティマネジメント標準(EN15221 ファシリティマネジメント)が確立し、実用化されており、さらにFMを国際標準化する検討がISOの委員会で進み始めました。JFMAは、我が国を代表して、このISO委員会に参加しています。我が国では、「総解説ファシリティマネジメント」および「同・追補版」を出版し、これが標準的なテキストとして使用され、認定ファシリティマネジャー資格試験制度も運用されています。また、2007年には「ファシリティマネジメント評価診断手法 JFMES」が開発され、2011年には改訂版が作られ公開されています。本セミナーでは、JFMESの基本的考え方および国際的なFM標準作りの動向についてご紹介いたします。

【時間】18:15−20:00【場所】JFMA会議室【参加費】会員2000円/非会員3000円

[WS0412] 2012/12/20 清水建設新社屋 〜最高の環境性能ビルを目指して〜

※満員御礼につき、申込受付を終了いたしました。

   (講演と見学/2回目)  [募集 15名]

講師:清水建設株式会社 設計本部 業務施設設計部 副部長 大田 道広 氏

環境技術の粋を結集して建設を進めてきた超環境型オフィス「清水建設新本社」が今年5月に竣工、7月中に本社機能の移転を終え、8月より新本社として営業を開始しました。
新本社の建設にあたっては建物からの年間CО2の排出量を50%以上削減すること(2005年東  京都内ビル平均値比)を最大の目標にしました。さらに、省エネルギーと快適性を兼ね備えた災害に強い建物の実現をめざし、多数の最先端技術を新たに開発。それらを一つに融合することで、持続可能な社会の実現に貢献する“超環境型オフィス”を完成させました。
カーボンハーフビルとして計画された新本社は、建物環境性能評価CASBEEの審査で過去最高のポイントを記録しており、国内最高の環境性能を備えたビルとして、優れた環境性能が認められております。更に、米国グリーンビルディング協会(USGBC)の建物環境性能評価LEED新築版においてもゴールド認証を取得し、日本国内の新築オフィスビルでLEED認証を取得した初めてのビルとなっています。
環境性能のほかに“ものづくりのプロセスをかたちに”“新しいコミュニケーションオフィス”というテーマについても説明します。
  ※集合場所:東京都中央区京橋二丁目16番1号 清水建設本社 現地集合

【時間】13:30−15:30【場所】清水建設本社 (現地集合) 【参加費】無 料