講師:三幸エステート(株) 本田 広昭 氏
・成長を続ける東京のオフィスを空から見学(最新空撮)
・オフィスマーケットの軌跡(1991年〜2007年)
・拡大するオフィス需要をを分析
・2008年の市況予測
講師:東京都 財務局 山本 康友 氏
資産とは、@事業として有効に利活用されているもの、A将来に亘り利活用されるものなどと言われている。資産を有効に利活用するには、より良い建築保全が必要といえる。
東京都を例として、地方公共団体における建築保全などの課題を現し、今後の資産活用の方向性を提示する。
講師:調査団長 (株)イトーキ 川島 謙治 氏
経済産業省では、人口減少、少子高齢化の状況下にあっても経済・社会の活力ある発展を目指して、感性という新たな着眼からの価値軸を提案する「感性価値創造イニシアティブ」を策定しました。 そして、現在、「クリエイティブ・オフィス推進運動(仮称)」、即ち「異分野・知識の融合により、社員の個性(感性・創造性等)を生かし、クリエイティブな現場力を向上させるための取組みを推進する運動」を立ち上げつつあります。 このような動きを受けて、この度JFMAでは米国FM調査団を派遣して、「クリエイティブ・オフィスの視点に基ずく最先端オフィスの調査」をメインテーマに「最先端オフィスにおける事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の調査」をサブテーマに掲げてその現状と今後の動向について米国東海岸の主要企業を対象に調査致しました。
講師:ケプラデザインスタジオ 大倉 清教 氏
オフィスにおけるワークスタイルは自律協調型へと変化している。ワーカーが自主的に活動して、ネットワークを増殖することで、時代が求める俊敏な組織の働きが可能になるのである。 組織を活性化するには、インフォーマルコミュニケーションを積極的に受け入れる「場」をデザインして、知の創出を図らなければならない。
講師:ケプラデザインスタジオ 大倉 清教 氏
組織と社員、組織と社会とのコミュニケーションには「ビジョン」の重要性を認識し、適切にされたデザインによって効果的に表現することが求められる。ビジョンを掲げることは、統合的な見地からカタチのないものを創出することであり、「プロデュース(デザイン)力」を必要とする。
オフィスコンセプトは『創造的協働の場』!
山武が得意とする光環境・温熱環境・空気環境・省エネルギーの配慮に加え、組織の壁を超えたコミュニケーションを促進するためのフリーアドレスオフィス、プロジェクトワーキングのための最適なオフィスオペレーション、最先端のIT技術を駆使したITマネジメントシステムなど、各事業領域を超えた技術者間のコミュニケーションや課題共有・協業解決を行うための仕掛け作りを推進し、「商いの創造、働きの創造、挑戦する気持ち創り」の場を生み出して行きます。(JR藤沢駅より徒歩15分)
講師:ナチュラル・ステップ・ジャパン 見 豊 氏
【セミナーの内容】
・持続可能な社会の概念・・・宇宙船地球号
・ナチュラル・ステップとは・・・1989年スウェーデンで誕生した環境NGO
・ナチュラル・ステップのフレームワーク・・・漏斗の壁、原理原則、システム思考
・4つのシステム条件を紹介
・バックキャステイングの概念
・環境と経済は矛盾しない
・環境を戦略にするために
・大切な環境教育
講師:株式会社 ウジケ 氏家 聡 氏
JFMAの「ITとワークプレイス研究部会」はITとワークプレイス(WP)という密接なテーマを核に、多くのファシリティマネジャーが対象とするWPとワーカーの関わりについて検討を行っている。現在は先進事例オフィスの見学、ヒアリング等を行い、電子会議システムを用いたバーチャル部会の実践などに取り組んでいるが、そうした中で、巷に溢れているIT技術の可能性、課題を明らかにし、FM視点であるべきWPについて研究することを活動目的としている。 ご存知のように今やどの企業も導入しているITが、それに見合う成果を得るには各ワーカーのコミュニケーションが重要と言われ、近年では『ICT』がカギと言われている。本セミナーでは成果を得るためのICTとはどのような実態にあるのかを先進事例と実際の企業との相違を推察することで企業状況に応じたICTのあり方を論じたて見たい。
講師:株式会社 ビルブレイン 小林 彰 氏
今年は地球温暖化に対する日本の姿勢が厳しく問われる年で、この状況に対処するため国や地方自治体では温暖化対策の規制強化を準備しています。これらの概要を紹介するとともに、ビルとしての正しい対処の仕方を海外の事例や具体例を交えながら説明致します。講演の内容は以下の通りです。
・温暖化対策の規制動向
・ビルとしてどう対処するのか?その具体的方法
・事例紹介
講師:株式会社 第一ビルディング 緑川 道正 氏
温暖化防止対策、環境マネジメントなどは、企業や組織の経営・運営にとっても重要かつ優先度の高い項目になっており、企業イメージやCSR、ステークホルダー、ファシリティコスト対策としても重要視されつつある。しかし、ビルを取り巻く環境やビルそのものの高度化、多様化、複雑化などにより、必ずしも的確・適正な対策が取られているとはいえない状況があり、従来からのスキル、スキームだけではFMとしてみても無駄の多いエネルギー使用状況が数多く見られてもいる。今回は、ビルに係る各プレイヤーの各種協働の構築で大きな省エネを達成した事例を紹介する。
講師:株式会社 ヴェリア・ラボラトリーズ 筒見 憲三 氏
最初に、わが国初の専業ESCO事業者である株式会社ファーストエスコ(FESCO)の創業者・代表取締役社長として歩んだ10年間を総括し、エネルギーサービス業における事業環境の変遷とそれらに対応してきた戦略や具体的なプロジェクト事例を紹介する。次に、そのような実体験から得た知見を基に、低炭素社会に相応しい新しいエネルギーサービス業の在り方や戦略について言及したい。その上で最後に、昨年9月新たに立ち上げた新会社(株式会社ヴェリア・ラボラートリーズ)の創業の趣旨と事業概要を紹介し、何故今再びエネルギーベンチャーの創業なのか、今後エネルギー関連の新ビジネスにはどういう可能性があるのか等について、ささやかな私見を披露する。
講師:(株)富士通総研 古本 勉 氏
大規模地震や水害、火災など企業を取り巻くリスクが日々増大する中、BCP(事業継続計画)は不測の事態における企業内の対応計画のみならず、企業間取引の条件として求められつつある。BCM(事業継続マネジメント)への取組みは、自社が社会の中でどの様な位置付けにあり、社会やお客様からは何を求められているのか、そしてそれに対して何をどこまで提供し得るのかという自社のアイデンティティや価値観そのものを問い直す作業に他ならない。2010年にはISO化も予定されており、グローバルにビジネスを展開する大手製造業においては、自らの組織におけるBCP策定の段階から、サプライチェーンを含めた形でBCMに取り組むことが急務となっている。本セミナーではこの背景を踏まえ、富士通総研における富士通社内でのBCP策定、及び運用の実践と、製造業を始めとする様々な業種に於けるBCP策定コンサルティング経験から。BCMの実践的な策定運用手法、これからの経営に求められるBCMのあり方と課題についても紹介したい。
講師:応用アール・エム・エス(株) 高杉 剛 氏
世界でも有数な地震国の日本では、どこにいても地震災害から逃れることは出来ません。グローバルな競争下にある日本の企業にとって、地震対策はこの競争に生き残るためにも不可欠の経営課題といえます。最近では、定量的な地震リスク評価結果に基づいた戦略的な地震リスクマネジメントを実行する企業が増えています。本講演では、地震リスクの定量化による財務インパクト評価と財務プロテクションの手法を紹介し、企業の新たなリスクファイナンス手法として最近注目を集めている大災害債券(カタストロフィー ボンド)について概説致します。
講師:森ビル(株) 橋本 茂一郎 氏 三木 浩之 氏
森ビルが1986年以来、毎年継続的に実施している東京23区の大規模オフィスビル(オフィス延床10,000u以上の事務所ビル)について2007年12月末時点での需給動向調査の結果及び2007年11月に実施した、東京23区内の企業10,000社に対する今後の賃借予定等のアンケート調査の結果について報告致します。
講師:JFMAベンチマークデータセンター 小林 茂良 氏 熊谷 比斗史 氏
JFMAベンチマーク2007年調査結果の報告を兼ねて解説致します。現況の経済環境の中で企業・団体のFM戦略、業務がどの様に変わってきたのか、ファシリティコストの状況などを中心に解説します。環境経営、セキュリティ対策などの調査も加えられFM業務のベンチマーキングの絶好の機会となります。ご参加に際しましては「JFMA2007年ベンチマーク報告書」(4月発行予定)を事前にご一読されることをお勧め致します。
講師:JFMAユニバーサルデザイン研究部会 似内 志朗 氏
ユニバーサルデザイン研究部会では、これまでオフィスへのユニバーサルデザイン導入手法として、CASUDA(ユニバーサルデザイン総合評価法)、UDレビュー(設計・建設段階のユニバーサルデザインレビュー法)等を開発してきた。このセミナーでは、ある外資系企業のオフィス改修における、ユニバーサルデザイン導入のコンサルティングを当部会が受け実施した改善プロセスについて紹介したい。ビジネスのグローバル化による外国人社員やシニア、障害を持つ社員の採用によるワーカーの多様化、又ワーク環境(ユーザービリティ、快適性など)の改善ニーズから、今後、必要性が高まると思われるオフィスへのユニバーサルデザイン導入の参考になれば幸いである。
講師:JFMAベンチマークデータセンター 小林 茂良 氏 熊谷 比斗史 氏
※講演の内容は第一回(6/4開催)と同様です。
講師:株式会社竹中工務店 徳本 幸男 氏
昨今、企業の創造性、ワークプレイスの知的生産性についての社会的関心は極めて高く、「クリエイティブ・オフィス運動」をはじめとする様々な研究や実践が行われている。
本講では、このテーマについて、「創造」とは個人の中でどのようなことが起こっている状態なのか、それがどのような行動によって誘発される可能性があるのか、そしてワークプレイスのどんな要素がそのような行動を促進するのか、を考察し「リラックス」の重要性を指摘した2006年度のNOPA研究部会の研究内容を中心に報告する。また、2007年度JFMA米国FM視察団の視察オフィスで観察された内容を、このテーマとの関連で再整理し、合わせて考察してみたい。
講師:株式会社構造システム 天神 良久 氏
不動産を所有している企業における所有建物の「図面/書類のドキュメント管理」のニーズが高まっています。企業活動において利潤の追求だけでなく、社会的倫理の尊重などを常に心がけ、安全かつ良質なサービスの提供をビジョンにかかげ、環境、法令遵守(コンプライアンス)、企業統治(コーポレイトガバナンス)など幅広い要素からのCSR(企業の社会的責任)への自主的な取組みが盛んになっています。また、不動産業においては、不動産の価値が値上がり益ではなく、不動産が生み出すキャッシュフローの評価が主流になりつつあります。また、キャッシュフローに影響を及ぼす瑕疵の重要性が認識されはじめています。J-REIT等の不動産投資の活発化や投資の際の情報の透明性確保の必要性も重要度が増しています。建物には、確認申請書、完了検査書、消防設備の設置届、定期検査報告書などの様々な図面や書類があります。これら情報のドキュメント管理、ならびに土壌汚染やアスベスト対策など環境問題に対しても十分な物件精査が求められています。
講師:東海大学 中田 正臣 氏
我が国の教育機関とりわけ私学を取り巻く経営環境は、少子化の波が押し寄せ大変厳しい時代を迎えている。こうした中でも人材育成面での教育の質の保証、独創的・先端的研究成果の創出等、社会のニーズに応えていくことは当然として、これらを実践するため、運営上の重要な基盤であるファシリティ面等の管理運営をいかに効果的に実施するかが問われている。一私学におけるFMへの取り組み事例として紹介する。
講師:(社)日本ファシリティマネジメント推進協会 小林 寛 氏
ファシリティに対する価値観の認識はグローバル化によって大きく変化しています。プロフェッショナルなファシリティマネジャーにとっては自らが関係する現在のファシリティの状態がどうなっているかを正しく掌握することが業務の全てのスタートになる。そのためにはファシリティの診断評価が不可欠です。JFMAが開発した手法を中心に紹介し、参加者の意見を求めます。
講師:(株)岡村製作所 鯨井 康志 氏 浅田 晴之 氏
オフィスは、障害者、高齢者、外国人、妊婦等、多様化するワーカーが働きやすく、快適に生活するための環境でなければならない。本講座では、ユニバーサルデザイン(UD)の視点からみたオフィスづくりとして、(1)オフィス空間設計:オフィス空間におけるUDの考え方、UDオフィスの基本機能、チェックポイント、(2)オフィス家具のUD:人体寸法や作業姿勢とオフィス家具の関係、家具選びのポイント、等を紹介する。
講師:東急建設(株) 山岸 順二 氏
【第2回JFMA賞 技術賞 受賞!】
あらゆるFM業務において、経営戦略を踏まえ総合的に判断を下していくためには、その基準となる情報を収集、データベース化することが先ず前提として必要となります。ここでCAFMの出番となるはずなのですが・・・?
そもそも単なるデータベース格納だけの利用想定で良いのでしょうか?費用対効果をどう考えますか?講師は建築技術屋で元々ユーザー出身ですので、通常とは異なる発想で実効性のあるCAFMを作りました。
@IT初級者のFMer自身が使いこなせるツールとは
A導入後に後悔しないためのチェックポイント
B施設の維持保全用システムの活用事例と将来像
といったCAFMの話題を中心に、施設の営繕業務を合理化したいFMer向けの“リアルで実益ある話”をします。
講師:名古屋大学大学院 環境学研究科 松岡 利昌 氏
【第2回JFMA賞 優秀FM賞 受賞!】
国立大学法人名古屋大学では、2004年の独立行政法人化以降、他大学に先駆けファシリティマネジメントを戦略的に導入し大学経営に貢献してきました。
キャンパスマスタープランによる施設5カ年計画の実施、保全業務集約化と省エネ効果によるコスト削減、さらには全国主要大学とFMベンチマークを行ないその評価を行ってきました。
このように大学経営改革にFMサイクルを取入れ、同時に施設データベースを構築することで着実にFMを実践してきました。最近では、地域の国公私立大学が連携するキャンパスFMコンソーシアム構想を立上げ、大学施設経営の最適化を目指しております。
講師:株式会社 バリアフリーカンパニー 中澤 信 氏
現在日本の企業では、「ユニバーサルデザイン」をその商品作り、サービスなどに取り込まれることは、トレンドになってきている。しかしながら、未だに「ユニバーサルデザイン」、「バリアフリー」を社会貢献の一種としてとらえられる場合が多いのも現状である。
今後は、攻めの経営戦略としての「ユニバーサルデザイン」が企業経営のコアとなることが求められている。様々な企業へのコンサルティングの経験から、企業経営が目指すべき「ユニバーサルデザイン」の姿を探って見たい。
注)都合により会場が変更になりますので、お間違えのないようご注意ください。
新会場は、中央区立「総合スポーツセンター内会議室(中央区日本橋浜町2-59-1、
区立浜町公園内)」を予定しています。
講師:青森県総務部 成田 宏之 氏
【第2回JFMA賞 優秀FM賞 最優秀賞 受賞!】
青森県におけるFMの位置づけ(2001)、調査研究(2002)、導入段階(2004)、推進段階(2006)、そして現在の取組と今後の展開をご紹介します。また、全国の地方自治体から本県に実際に寄せられた、質問と回答をまとめた49のQ&Aから、FM導入を検討している地方自治体が抱える課題や後押しのヒントを探ります。
講師:ジョンソンコントロールズ梶@ 飯田 恵司 氏
医療技術、制度、経済の変化は激しく、医療機関は常に施設と組織の変化が必要な状況にあり、他の業界以上にFMの必要性のある業界でありますが、現状は体系的なFM戦略や計画が策定されず、施設・設備のコスト維持管理中心の初期的段階にあります。
先進的なFMモデルとして「東京女子医科大学八千代医療センター」を示すとともに、病院機能評価や各種の観点から経営貢献に必要な医療機関FMに関してご案内いたします。
講師:早稲田大学人間科学大学院 佐野 友紀 氏
オフィスの高層化が進む中で、地震時や火災時、時にはテロ事件などによって多くのオフィスワーカーが、大量に同時に避難を余儀無くされる局面が想定される。その中で特に障害をもつ在館者は、避難が困難となることが考えられる。これらの問題に対して高層建築物における実際の避難事例、全館避難訓練の調査事例、米国におけるガイドラインの紹介を通して、ユニバーサルデザインの考え方をもとに、災害時のためのワークプレースの対策を解説する。
講師:グリーン購入ネットワーク 麹谷和也 氏
地球温暖化や資源の枯渇、食糧問題など地球環境の悪化を受けありとあらゆる分野でさまざまな取り組み進められつつあります。
オフィスにおいても決して例外ではなく、OA機器や消耗品はもとより什器備品、設備、ビルそのものまでその対象は広がりつつあります。
さらに、地球温暖化防止に向け、グリーン電力やカーボンフットプリント・カーボンオフセットなどの動きが加速しつつあり、それらの動向についても最新動向についてお話します。
講師:フルリエゾン代表 古阪 幸代 氏
予期しなかった世界的金融不況により、今後成長する業界の見当がつかないほど、すべての業種・業態が不況に陥りつつある。
このような状況下、企業生き残りには、ICTを活用して業務を効率化し、人・スペースを減らして、コストを削減する負の方向の施策が先行するのが常である。しかし、優位に立つには、知恵を絞り、情報を活かして創造的に仕事を進め、新しいビジネスモデルや新製品の開発にチャレンジする前向きの施策への取り組みが必要である。
隣席からメールを打つなど、ICTの発展で、会話が減り静かになりつつあるオフィスの中で、創造的な仕事につながるワイガヤの復活が求められる。そのためには、どのようなオフィスのしつらえや運用の仕組みが必要なのか、FMの視点から考えてみたい。
講師:鹿島建設株式会社 原 利明 氏
これまで、ユニバーサルデザインの考え方に基づいたもの作りを行うには、当事者の参加が重要とされている。しかし、民間施設の設計の場合、必ずしも当事者参加で行われるわけではなく、多くの場合そのような方法をとることが難しいのが現状ではないでしょうか?このような現状を踏まえ、中部国際空港、江東区優しいまちの誘導システム、柏瀬眼科の取組み事例を通して、これらを考えてみたい。