広い意味では、以下のような、FMの業務展開の各局面で役立つコンピューターソフトウェアがCAFMであるということができます。
(JFMA HP WhatsFM より引用)
一般には以下のようなことが出来るソフトウェアが公表されています。
1.基本事項 | 2.オフィス関連 | 3.運営管理 | 4.維持管理 | 5.不動産管理 |
図面管理/関連書類管理 | オフィス・コスト管理 | ビル運営管理 | ケーブル・ネットワーク管理 | 建物状態評価 |
スタッキング/ブロッキング | 家具管理 | プロジェクト管理 | 故障・修繕管理 | 不動産管理 |
リース管理 | スペース管理 | ライフサイクルコスト算定・計画 | ||
備品・機器管理 | 人事情報管理 | 予防維持管理 | ||
引越し・移動管理 |
JFMAの解説書 「総解説FM」に掲載されている以下の図は、CAFMソフトとCADソフトの位置づけの違いをよく説明しています。
【紙図面】・・・Tiff形式(拡張子tif) G4圧縮 300dpi〜400dpi
他にも様々な会社から高機能な独自保存形式が公開されていますが、図面は長期保存となりますので将来に亘り汎用性があり普及していることが重要です。
特別なビュアーを入手しなくても標準環境で閲覧できる事が望まれます。
【CAD図】・・・オリジナル形式と共に、画像データも併用
製品固有のオリジナル形式は将来の可読性やバージョンの互換性、再現性に問題(文字・線種化けなど)を抱えています。
DXF形式やSXF形式などの共通 フォーマットも一長一短があり、汎用性は依然確保出来ていません。
結局、TiffやPngのようなビットマップ画像形式や、PDFなどの電子文書形式を併用する事にも一理あるようです。
【写真】・・・Jpeg形式(拡張子jpg)。加工修正を行う可能性がある場合はPng形式。
L-DSCサイズ(89mm×119mm)で運用する場合、80万〜150万画素(ピクセル表示で[1280×960]位)の撮影モードで十分です。
それ以上は保存容量が無駄に大きくなってしまいます。目安は、ファイル容量平均が400KB以内です。
なお、E(サービス)版/L版とデジカメ用DSCサイズは縦横比が微妙に異なり、混在時には報告書レイアウト上の注意が必要です。
【書類】・・・オリジナル形式、PDF形式、マルチTiff形式
ExcelやWordなどはオリジナル形式のまま保存する場合も多いですが、編集が出来ない方が良い場合もありますので、用途によって考えましょう。
汎用形式で保存する場合は、複数ページを束ねて検索が可能な形式である事が必須です。