FM戦略・企画研究部会 (SCM02)  【マネジメント研究】

部会紹介

※活動の詳細を閲覧することが可能です: 「JFMAジャーナル別冊R05」部会ページへ

2021年度のテーマと活動内容 【活動計画】

メインテーマ

都市・地域の持続可能性とFM戦略−まちづくりによる持続可能性
【研究目的】
2015年国連にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」において「G11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする、G7:エネルギー、G8:経済成長、G9:強靭なインフラ」の実現が掲げられているように、都市・地域経営において「持続可能性」は極めて重要である。持続可能性の向上のために何をどのように取り組むのかを明らかにしたい。

活動実績

2020年の活動で九州大学馬奈木教授が提唱する「新国富指標」を活用して地域の持続可能性の定量評価・可視化の可能性を確認できたことを踏まえ、2021年は、まちづくり関連施策の状況分析と持続可能性との関係性や影響度について、事例の研究・分析を通じて検討する。
【検討事項】

  1. 2020年実施の持続可能性に関する評価・可視化のまとめ方についてのリファインとフォーマットを整理する。
  2. まちづくりと持続可能性に関して、「新国富指標」や「RESAS(地域経済分析システム)」等の可視化データによる事例比較都市・地域の類型区分ごとに行い、地域性を浮き彫りにする。
  3. SDGs未来都市事例におけるまちづくりに関する施策・取組み(KPIの設定により定量化)と持続可能性(新国富指標)の関係性・影響度を分析する。
  4. 都市・地域の「ストック価値」を示す「新国富指標」の幅広い利活用の可能性を検討する。
注記)まちづくり関連事業と事業性、公と民の役割と公民連携の効果、都市・地域の再生・活性化のまちづくりと公共施設の再配置や利活用、レジリエンスの向上への取り組みなど、従来の事例研究視点を維持する。

【研究活動】
毎月1回の部会開催にて、文献・資料等による事例研究や専門家・事例関係者の講演を交えて、情報収集・意見交換・研究を行う。
 

2020年度のテーマと活動内容 【活動報告】

メインテーマ

都市・地域の持続可能性とFM戦略
・サブテーマ:まちづくりによる持続可能性
【研究目的】
2015年国連にて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」において「G11:都市と人間の居住地を包摂的、安全、レジリエントかつ持続可能にする、G7:エネルギー、G8:経済成長、G9:強靭なインフラ」の実現が掲げられているように、これからの都市・地域経営において「持続可能性」は極めて重要である。持続可能性の向上には何が必要なのか、その成功事例はどんなものか、成功に導いた取り組みとその効果はいかなるものか、などを明らかにすることにより、今後のまちづくり等への展開に資することを目指したい。当部会では持続可能性について「経済・社会・環境・文化・都市環境(構造)」の5大項目として整理したことを踏まえ、事例研究を通じた分析により「成功へのカギ」を見出したい。各地域のまちづくり事例やその取り組みによりSDGsや都市・地域の持続可能性の向上への効果を理解しやすくする可視化も検討する。
注)メインテーマについては2018年度から継続しているが、事例研究においては、主に地方の小都市を対象とする。

活動実績

原則、毎月1回の部会開催において、自主研究の発表と意見交換、研究テーマに関連した情報交換、外部専門家による講演の実施等を行い、部会としての研究テーマに対する検討を進めたが、上半期はコロナ禍による緊急事態宣言を受けて生活や活動状況が大きく変化した事態を踏まえて研究予定を一部変更した。部会ではWEB会議方式にて実施した。以下にその概要を示す。
【部会開催】
第1回 5月28日(木):意見交換  
 今後の進め方、コロナ禍によるFM課題を緊急テーマとして検討を進める。
第2回 6月18日(木):意見交換
 コロナ禍によるFM課題:感染対策(換気、災害時避難他)
第3回 7月15日(水):講演・意見交換
 講演:
 (1)戦闘領域化する宇宙ー進化に対応するレジリエンス強化が必要
 (2)新型コロナウイルス感染症へのNATOの対応 ― 同盟危機とレジリエンス
  (長島純氏:住友商事グローバルリサーチ シニアアナリスト)
 意見交換:コロナ禍によるFM課題-FM全体におけるコロナ禍の影響範囲、検討の進捗確認
第4回 7月31日(金):部会員報告・コロナ禍によるFM課題のまとめ(報告)
 部会員報告:(1)働き方改革とオフィスの在り方に関するアンケート調査結果の概要報告 
 意見交換:コロナ禍によるFM課題のまとめ(報告)に関する意見交換
第5回 8月28日(金):講演
 講演:これからの日本の都市・地域・公共施設に起こるであろう18のこと
    +2 with / After Corona(金沢大学 西野辰哉教授)
第6回 9月18日(金):部会員報告・意見交換
 部会員報告:
 (1)持続可能性の評価‐新国富指標について、各地域の指標事例紹介
 (2)グリーン建築推進フォーラム第12回シンポジウム:緊急WEB シンポジウム-
 住宅・オフィス環境とコロナ:建築分野の新たな課題の概要報告
第7回 10月22日(木):講演・部会員報告
 講演:二地域居住から見える地域の未来(馬場未織氏 南房総リパブリック理事長)
 部会員報告:持続可能性評価−地域経済分析システム<RESAS>による真庭市事例
第8回 11月26日(木):講演
 講演:新国富指標の地域政策への活用による持続可能性の向上
(岸上祐子氏 九州大学工学研究院都市システム工学講座学術研究員)
第9回 12月17日(木) :部会員報告・意見交換
 部会員報告:新国富指標等を活用した「まちづくりにおける持続可能性評価」の方法
 「まちづくり分析の新国富指標等による可視化」のまとめと議論 
第10回 2021年1月21日(木):意見交換
 FMフォーラム発表の振り返り、今後の活動予定等
【FM推進戦略委員会にて報告】
・8月5日(水)FM推進戦略委員会にて、部会でまとめた「コロナ禍によるFM課題」の概要を報告。
【秋の夜学校にて講演】
・11月11日(水)秋の夜学校にて、部会整理内容をもとに、「コロナ渦をチャンスに変えるFM戦略」のタイトルで、コロナ禍を機に安全安心なオフィスづくりや多様なワークスタイル・働き方改革の推進に向けたFM戦略検討の視点を提示した。
【FMフォーラム発表】
・12月21日(月)フォーラム講演収録「まちづくり分析の新国富指標等による可視化」
 発表概要:FM戦略企画研究部会では、まちづくり活動とその持続可能性への効果検討を行なってきた。その定量的評価や効果・特徴等の可視化が課題であったが、「持続可能な発展目標(SDGs)」の成果指標としても大きく期待されている新国富指標(九州大学・馬奈木教授が主導)等を活用することにより可視化が可能となった。
 新国富指標は、人的資本(教育・健康)・人工資本(社会整備資本等の累積)・自然資本(森林・農地・漁業の資本)の3資本のストック価値を評価するものである。私たちは、GDPなどの経済指標・フロー価値評価と新国富指標・ストック価値評価の両面から「まちづくりの持続可能性」分析を行うこととし、SDGs未来都市に選定された水俣市について持続可能性評価の事例研究を行ない、その概要を紹介した。
【今後の予定】
・SDGs未来都市から対象を選定して、事例研究を継続しながら、各地域の持続可能性に関する相対比較、持続可能性とまちづくりの政策・KPIとの整合性の確認、SDGs関連施策による持続可能性効果の確認など行いたい。
 

研究成果 他 

ファシリティマネジメントフォーラム ※ JJ:JFMA機関誌「JFMA JOURNAL」掲載

FM秋の夜学校(調査研究部会公開セミナー)

書籍・報告書 他